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「ははっ。 どんな仕草も、声も、ぜーんぶ好きです。だから…オレと、付き合って?」
そう言うなり、唇を奪うため上体を折り、顔を近づけてくる悠真。
「ち、ちちちちちょっ」
強引なんだか、そうじゃないんだか。
積極的なことは間違いない態度で近づいてくる悠真から逃れたいのに、もうどこにも行けない所まで追い詰められてしまった好美はその顔を平手で押し返すと、半泣きの体で、ギブアップ宣言をしたのだった。
「ちょっと待ってくださいッ!」
END.
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