わたしは社会的弱者?

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わたしは社会的弱者?

"うつ病" 近年ではよくそんな人達のことを 可哀想と言う人達と自業自得と責める人達で うつ病で悩む人達を揉みクシャにしてますよね。 どうも。 ビジネスコンサルタントのミミ子です。 実は風邪をひいてしまって… メールでのやり取りばかりになってて 面談等がなくて連絡入れるのが遅くなってしまいました… 申し訳ない。。。 さて、 今日は何度か面談をしている B子さん24歳の女性の方です。 事務所近くのカフェで待ち合わせなのでそろそろ出れば間に合うかなって感じです。 B子さんは23歳になった頃にうつ病を発症されてて4.5回面談をしてますが、 中々心を開いてくれなくて。 依頼者 契約してるのはお母様なんですけどね。 もうこんな娘は見たくないからと連絡先だけ置いてそれから会ってないんですよ〜。 ふふふ。きっと娘さんとは仲が良かったのかそれとも何か深いわけでもあるのか。。 わたしはそこらへんはあまりまだ 知ってません。 うつ病じゃないかと感じたのは いつも食べてるご飯が味がしなくなったことからみたいです。 息苦しさや背中の痛みに耐えられず、 病院に行ったようです。 何が原因かは未だにわかってません。 10:28 ミミ子 カフェ到着 俯いた女性がいた。B子だ。 「こんにちわ。今日は少し肌寒いですね。」 ーあ…ミミ子さんこんにちわ。そうですね。 「お体はどうです?」 ーぼちぼちです。 「そうでしたか。」 ミミ子はニッコリと笑い、 席に着いた。 「何か頼みました?わたしココア飲みたいな。」 ーじゃあわたしもココアで。 「すいませーん。」 ミミ子はココアを2人分ほっとで注文した。 「今日は歩き?」 ーうん。なんか歩きたくて。 「最近面白いこととかありました?」 ー特にないかな。 「ふぅん。 わたしは最近けん玉を始めましたよ。 意外と難しいんですねあれ。」 ーえ!わたし得意ですよ。 「えー!凄い。やってたんですか?」 ー小さい時に、、 「素敵!小さい時にってことはまだけん玉の方が大きい時じゃないですか!」 ーけん玉の方が大きいって。。ふふ。 B子さんは笑った。 「教えてほしいくらい羨ましい〜 なぜけん玉を?」 ー文化の授業で。小学校のときね。 すごくハマってこっそりおばあちゃんに買ってもらってよく部屋でやってた。 「優しいおばあちゃんですね。」 B子さんは口をぐっと閉じた。 「どうしました?」 ーお母さんに捨てられちゃったんだ。けん玉。 B子さんはへへへと困ったように笑った。 「怪我でもしちゃったのかな?B子さん」 ーいいえ。 音が。うるさかったみたい。 B子さんの表情1つ1つが何かを訴えているようだった。 「ねぇB子さん。」 ーはい。 「これはわたしのほんの少しの提案ですから、別に知らんぷりで全然いいお話です。 聞いてもらえますか?」 ーえ。。はい。 「ある村に お母さんと 子供 A ちゃん Bちゃんがいました。 Aちゃんは勉強が得意で成績も優秀しかし料理はできません、 Bちゃんは勉強はできませんがお料理が得意でした。 お母さんは2人にお互いに足りないものを見つけ合うように言ったのです。 しかし、2人は足りないものを見つけ合うと 不思議とお互いの得意なものが下手になっていきました。 お母さんは不思議に思い2人に足りないものの補い方を教えました。 すると2人はお互いに教えあいとても幸せに暮らすことができました。」 ー作り話? 「ええ。わたしの母が作ったお話です。 B子さんに、わたしが足りないものを教えてあげたくて。」 ーわたしに足りないもの? 「ええ。 わたしはB子さんにお母さんと話をする大切さを教えてあげたいです。」 ー・・・ 「わたしは2人のことをまだよく知りません。だけど感じるんです。2人の溝が。」 B子さんは俯きながらもよく話を聞いているようだった。 「お母さんの元を離れてもいいんですよ。 人には良い距離感があります。 B子さんがうつ病になったのはB子さんのせいではないと前にも言いましたよね? 今日も伝えます。 うつ病になったのはあなたのせいじゃない。」 B子さんは目を抑えながら頷いた。 「もしお母さんの元を離れたくなったらわたしがサポートします。お母さんがわたしを怒ってもわたしは何もあなたのことを言いません。 きっとお母さんも気づいてくれます。」 ーなにからやっていいか… 「わたしがサポートします。メールで何回もやり取りしましょう。電話でもいいですから。」 ーわかりました。そうします。そうしたいです。 「わかりました。今日は病院がこの後あるんですよね。そろそろ行きますか?」 ーあ、ほんとだ。。。なんだかスッキリしました。 「少しでも軽くなったのなら良かった。 さて行きましょう。」 ミミ子はお会計を済ました。 「また連絡してください。」 ーはい。今日帰ったらメールします。 今日はありがとう。 「はい。お気をつけて」 ミミ子はにこりと笑い会釈し、 B子さんが歩いていくのを見送った。 2週間後 to ミミ子さん こんにちわ。 無事引越しが完了しました。 なんだか心機一転しました。 家からさほど遠くないけれど母とも話をして 週1回は会うことにしました。 母の心のわだかまりも少し晴れたようで、 うまく話ができています。 ミミ子さんのサポートとアドバイスのおかげです。 ありがとうございました。 ps.片付けの仕方も教えてください。 けん玉を教える代わりに…♫ from 佐藤 ゆかり 皆さん、 ゆかりさんって名前でしたね。 なんだか今日は天気と同じように暖かい気持ちです。 うつ病で悩む人は社会的弱者と言われてますが、 それってどうなんでしょう。 生きていく人間が作り上げたものなのに なってしまった人だけを弱者というのは なんだか寂しい気持ちですね。 もっと暖かい言葉にしてあげてほしい。 うーん例えば? うーん。 考えちゃって疲れたな病? 長すぎますね。 でもこんな風に考えすぎてるだけ、 たったそれだけ。って明るく前向きに考える習慣が大事かなって思います。 考えない、焦らない、悩まない。 難しいけど大事なこと。 また次回お会いしましょう。 でわ、また。
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