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シャネルが高い理由
"パパ活"
前に一度シャネルさんという女性がいたのを
覚えていますでしょうか?
本日はシャネルさんよりFaceTimeでの相談契約が入ってます。
久しぶりにお話ができますから、
私も楽しみにしています。
シャネルさんの話は面白いからなぁ…
あっ。
こんにちわ。
メンタルビジネスコンサルタントのミミ子です。
日中なのに挨拶を忘れてすいません。
緊急でシャネルさんから連絡がきたものですから、
まだ髪の毛がボサボサです。
え?いつも何時まで寝てるんだ?って?
それは秘密です。
いつかお話できる時があれば、
それはあなたにメンタルビジネスコンサルタントになっていただく時ですもの。
まだまだ早いですよ。
ミミ子はニンマリと笑った。
さて、
時刻は12:30。
シャネルさんから連絡がきたのが、
12:10で30分後にかけますときたので
予定時刻は40分と…
もう支度しないと!!
ミミ子はバタバタと支度をしはじめた。
〜♪〜♪
「はいメンタルビジネスコンサルタントのミミ子でございます!!」
ーなに笑こんにちわ。急いでた?ごめんね急で。
「いえいえ、とんでもございませんよ!!嬉しいです。」
ーいや、今日はそんな長く話すつもりはないんだけどさ…、
ミミ子さんて親御さん達どこに住んでるんですか?
「え。私ですか?私の母と父はもう暫く会っていませんね…出張族なので小さい頃から祖母の家にいたので今もどこにいるのか…」
ーいや、私のパパがさ…あ、このパパは港区パパって言って港区のタワマンに住むパパね。
「なるほど!港区パパ…!」
ミミ子はメモに港区パパと記入した。
ーよく海外に出張してて、写真やらお土産やらを送りつけてくるんだけどさ…
たまたまシャネルの展示会に同席した時に来た男の人がどことなくミミ子さんに似てたの!
「あら。それは他人の空似…では?」
ーでもなんかビビッときてさ似てるのよ。
身長が高くてね、目も大きくてさ…
「んー。。私の父である可能性は極めて低いですね。私の父はシャネルに呼ばれるようなひとではなかったはず。。」
ーでもとっても品があったんですよ。
素敵だったな…まあ私はその日港区パパにたんまり鞄やらなんやら買ってもらってさ
呑気に白ワイン飲んで楽しんでたんだけどね。
「白ワイン美味しいですよね。私も好きです。」
ーえー、、、絶対、ミミ子さんの家族だと思うんだよな〜…今度またその人に会うためにさ、
ちゃんとリサーチしてあるのよ!
「リサーチ…ですか」
ー連絡先も…このとおり!ゲットしてあるの。
画面越しにiPhoneの画面がギラギラとミミ子に映った。
「さすがシャネルさん。」
ー私がシャネルって名乗ってんのはさ、
そのまんまシャネルが好きだからなんだけど、
やっぱパパ活とかしてるとさ友達に引かれることもあるのよ。
シャネルは頭を掻いた。
ー何が悪いの?って思うけどさ、
まあ人の金で高いもの食って買わせて?そりゃ羨ましいって周りも思うよね…笑笑
要するに嫉妬されてんだ!って思うようにしてんの。
「まぁ、、嫉妬もしますよね。女ですし。」
ーいろんな男の人に会うに連れてさ見分けられるようにもなってね、この人は凄い人有名にさせてくれそうこの先役に立ちそう!あの人はダメ。みたいなね。
そんな人達に見てもらうにはやっぱり、
お高くいなきゃならないんだよね。
「シャネルさんは自分で自分を磨いてるんですね。」
ーまあ、そうなるかな。
周りに磨かれてるんじゃないんだよね。
周りに見てもらうために常に磨き上げてるっていうか…!
「なるほど。シャネルさんらしい。」
ーんまぁそれでね、そのミミ子さん風の男の人、名前はマコトって言うみたいだけど、、
ミミ子はペンの動きを止めた
ーその人がね、本当にいかにも出来る人って感じで、顔立ちは女性っぽいんだけど、そうじゃなくてなんていうのかな…綺麗な男性って感じ?今思えば、ミミ子さんのお父さんにしては若いかもなぁ…
「…そうですか。。ふふふ」
ーえ、なにその笑い方!えー!何かわかったの?
「ええ。少し。」
ーえーなになにきになる。わ!ちょもうお昼休憩終わっちゃう。私今昼職中だから!!
切るね!また連絡します。話聞いてくれてありがとう!
「ええ!またお願いします!」
ーー・・・,プツン
ミミ子はノートを閉じ、ぐっと目を瞑った。
「生きてましたか……
お兄ちゃん …。」
さて、
なんだかドタバタしたFaceTimeでしたね。
あの話、
多分ですけど私の兄です。
思い当たる節は何個かあってまさかとは思ってましたが笑。
私の話が気になりますか?
まあでも、そろそろ話をしてもいいかもしれませんね。
シャネルさん、
今日もお美しかったですね。
かがやく宝石みたいでした。
パパ活もうまく言っているみたいですし、
よかった。
宝石が宝石を呼び寄せるんじゃないかって
つくづく思いましたよ。
私の兄は本当に美しかったから。
でわ、
また次回お会いしましょう。
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