第2話、誕生、~ birth~

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某国、東の瓦解した町 ?「(一時間後、新たな力を手に入れたいなら廃業した肉屋の店跡に来い)」 その声の主が待つ廃業した肉屋へと向かうジンは目と鼻の先にあるその店跡で彼は今後の自分の生き方を変えてくれた二人の男に出会った、一人は先ほど彼にメモを渡してここへ来るように言った男、もう一人の男は平日でも30度は優に超える気温の中青色のネクタイにスーツ姿で、自称「イギリス政府の職員」と名乗る男が待っており、その男の目的はいたってシンプル・・・ 古き1815年から1848年の二月革命と三月革命が起きたほぼ19世紀前半に保守反動体制がその基本的性格であるウィーン体制時代の生き方が絶対的に正しいのだと元大統領の思想と意思を継ぎし現大統領を逮捕して処刑するのが目的であった。 彼らはアメリカのニューヨークに本拠地を置く国際連合が主催した世界会議があったその日、極秘裏に事務総長の命を受けたイギリスの情報機関・MI6当局は独自のコネクションルートや情報員を派遣させて長き時間をかけて徹底した調査を行い、結果、国際連合が定めたワシントン条約で締結された公約の内1000項目も破っていると言うことが露見し、今回彼がいる某国内で行う予定の核実験で、この国を訪れるとある某国の大統領が核実験に対する査察訪問の情報を入手、この機会に乗じて逮捕するのだと言う その為彼らはこの国の地理に詳しいアスカ・ジンの手助けが欲しいと言ってきて成功すればこの国の全国民の生活を保障すると言ってきたのだった。
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