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初公判が開始された当日、自国のイギリス領事館に勤めている者によって連れて行かれ、彼の身についていた今までの罪は勿論、濡れ衣を着せられていできてしまった無罪放免と綺麗さっぱりに流れて行き
そして・・・
ジン「はあ、この地と別れると思うと感慨深いな・・・」
彼はある太陽の光が照らし出す地下の古代遺跡の中に潜伏していた、これまでのゲリラ生活で使っていた数少ない衣類や愛用の銃火器であるブラックフレームのデザートイーグル、それにコッキングレバーとライフリングの二か所が整備が出来ず壊れてしまったセミオートマチックライフルでH&K社が対テロ特殊部隊向けに同社のG3(G3SG/1)をベースに開発したセミオートマチックの狙撃銃であるPSG-1などを纏めており、世話になったこの地下遺跡から地上に出て故郷に別れを告げるところであった。
PSG-1の銃口が飛び出ている黒色のサンドバック型の鞄を右肩に抱えて依然訪れたスーツの男が内紛が起きる前まで格安料金で乗れていた民間航空会社が使っていた滑走路の成れの果てに用意されたプライベートジェットに乗る事でこの国からイギリスへと旅立つ事が決まり、右手には
ジン「これが…新たな旅路へと歩むための兵符・・・か」
表紙に国章である古くからの伝説では、ユニコーンはとても危険な獣のため、この国章では鎖でつながれているイングランドを象徴するライオンとスコットランドを象徴するユニコーンが盾を支えている紅色のイギリスのパスポートが握られており、今や今やと発進を待っているそのジェット機に乗り込み、涙を流さまいと機内から見える故郷の国の景色を見つめながらイギリスへと旅立っていったのだった・・・
ジン「(あばよ・・・・俺の故郷・・・)」
長いフライトの旅を終え、イギリスに着いた彼は国内で万全なる教育を受け始め、もともとそこまで聡明ではない彼であったが、持ち前の負けん気を発揮しては1年で英語をマスターし、3年後には大学に進学できるほどの学力を有するほどに至り、もちろんその年数の間には目上に対する口のきき方や様々な礼儀やマナーを徹底して叩き込まれたのは言うまでもない。
大学卒業した後、彼は義理の育ての父であるスーツを着た男の後押しもあってかMI6所属のエージェントになるための訓練を数年で基礎から実戦に足るまで身体の髄から髄まで叩き込まれ
そして・・・
・・・・・・・・・・・・・・
某国、???
エヴァ「ジン、準備はいいわね?」
ジン「ああ、いつでも行ける」
後に彼は血は繋がってはなくとも姉として安らぎと温もりが御身で感じる存在”エヴァ・ゴールド”と出会い、英国秘密情報部MI6のエージェントとして日夜世界を駆け巡るのだった
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