プロローグ

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その少年は眼鏡をかけたサブリーダーの連れの一人が懐にしまってあったワルサー社が開発した自動拳銃・ワルサーP99の引き金に指をかけてこの少年の眉間に照準を突きつけながら見ていたのかと威嚇し、今にでもこの少年を撃ち殺さんつもりでいたが ?「殺しても構わないけど、俺も簡単に死にたくないから少しは抵抗するかもな」 サブリーダー「やめておけ、今この場で仲間内で争っていても仕方がない、いずれ仲間たちにもこの事は知られることになる。彼を殺して隠蔽工作をしたとしても無駄な足掻きだ」 ?「そう・・・、お前たちはすぐあきらめるんだ」 サブリーダー「なんだと?」 ?「俺には名前が無くてすごく不便だった。なんだったらこの屑の名前を貰ってやってもいい」 ゲリラ兵「な、何を言ってるんだ、お前は?」 ?「このゲリラの仲間内で一番下っ端であるガキの俺を使ってからこそ成功できた破壊工作などもあった。俺もそろそろもっと大きな仕事がしたくてね」 サブリーダー「お前がこのゲリラを率いていくと言うのか?」 ?「このゲリラの仲間達は好きだ。だが、全世界を支配すると言う事には興味はないけどな」 サブリーダー「・・・・・・ふっ、いいだろう。たった今から俺たちはお前についていく、お前の名は・・・・・」 その後当時の政府で裏の汚い仕事を一手に任されていた大臣と手を組んで政府公認のゲリラ組織の長となり、今の名であるアスカ・ジンとなった。
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