先生に質問するのは、生徒の権利です

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先生に質問するのは、生徒の権利です

「いえ、生徒に関心を持ってもらえるとは、教員として名誉(めいよ)なことです。何でも聞いてください」  わたしは、遠慮なく聞きます。先生に質問するのは、生徒の権利です。習い事教室で、eスポーツの先生をしている、母も言ってました。 「引き抜きの話は、現在ありますか?」 「ありません」 「さっきの動画で、先生が撃ち合ってる場面、ありませんでした。隊長、つまり監督から好かれていたのは分かります。しかし、部下四人のチームリーダーでも、部下の方、ビギナーっぽい方でした。本当に大学時代、新美(にいみ)先生が強かったのか、証拠になりません。あと植田(うえだ)さんは、今どうしてるんですか? それから、ゲーム内で、タバコ吸ってましたが、『共トニック』は、禁煙のはずです」  言いすぎ、失礼でしょう、先生に謝って。ネエネエ先輩が、頬を紅色に染めながら、耳たぶに声と一緒に吐息を吹きかけます。わたしの横顔を、じーっと見つめています。やはり、ネエネエ先輩は、わたしに興味(キョーミ)があるようです。性的な意味で。  お酒やタバコのことは、実は、母から事情を聞いてます。知らない振りをして、教えたがりの新美(にいみ)先生をヨイショしたいです。  新美(にいみ)先生は、無言ですが、(さわ)やかな笑顔です。今更ですが、かなりイケメンです。(しゃべ)らなければですが。  わたしの心の中では、”無口ならイケメン先生”にニックネームは決定。
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