ぼく、ほんとうはね...

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3ecf57f3-c682-43a5-aad4-2e7ebcd88ae5 トコトコと、おおかみくんが歩いていると一本の木の枝に、りすくんがいました。 「りすくん、ぼくと一緒に遊ばない?」 「いやだね。君はそう言って、ぼくのことを食べるつもりなんだろう」  おおかみくんがりすくんに声をかけると、りすくんは嫌そうな顔をして、どこかへ消えて行ってしまいました。 「ぼく、ほんとうは…」  一人残されたおおかみくんは、悲しそうにうつむきました。
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