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しょんぼりしていたおおかみくんの前に、きつねくんとたぬきくんが来ました。
「なんでお前が一人か教えてやるよ」
きつねくんは、面白そうに笑っています。
「きつねくんに、たぬきくん...」
おおかみくんは驚いて、二匹を見ました。
「お前は、嫌われ者なんだ。親が森を守っているからって、親に甘えているのが、森のみんなには気にくわないんだよ」
たぬきくんが言ったその言葉を聞いたおおかみくんは、
「...そっかぁ。それで、ぼくは一人なんだね。でも、でもね。ぼく、本当は、本当は、本当はね...」
おおかみくんは泣きながら、走り出しました。
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