第四話 荒野のカウボーイ

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「さらに真由美は狭間家の呪いの事を 持ち出してきてね          」 「呪い?」 みゆきは身じろぎした なんだか話がおもしろそうな方向に 行っている 大阪にいた頃にもよくユリア、佳子と 心霊スポットに行ったものだ 呪いって何だろう?ワクワクしてきた 純粋に彼に興味がある さらにヨシノの方に身を乗り出す ヨシノも熱心な聞き手がいるので 話に熱が入る 「あなたは都会から来てるから 頭もよさそうだし 信じないかもしれないけど  」 「うんうん! 」 「それはね・・・」 カランカランッと昔ながらの ドアが開くベルの音がし ヨシノがみゆきの背後に目をやり ピタッと止まって口をつぐんだ 「ハイ!ヒデ坊!」 ヨシノの声にみゆきもビクッとなって さっと後ろを向いた すると入口に狭間英明本人が立っていた
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