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「でも洋平は?どうするんだ?
おまえがいなくなったらアイツと
隼人では寂しくなるな
それにここはおまえの母さんがいた頃は
ものすごく繁盛していた
村の名物が無くなるのは俺も寂しいよ 」
みゆきはポカンと彼を見ていた
単語以上に彼が話したのを
初めて聞いたからだ
ヨシノは彼の励ましに本格的に
泣きだした
「そうなのよ!
母さんがやっていた頃にもっと店を
手伝うんだったわ
ヒデ坊も知ってるでしょ?
母さんがこの村でどれほど人気者だったか
みんなここに立ち寄ってコーヒーとケーキを頼むけど母さんの顔を見て
おしゃべりするのが目的だったわ
それに比べてあたしはカゼ薬のような
コーヒーしか入れられないのよ!
何をやってもダメっっ!! 」
最後ヨシノは悲鳴のような声を出して
テーブルに突っ伏して本格的に泣き出た
完璧に追い詰められている
「そっ・・・そんなに悪くないわよ?
このコーヒー・・・ねぇ? 」
みゆきはヨシノをなぐさめようと
英明にふった
「そうか?」
英明が訳がわからないと言う様に
言ったのでみゆきはテーブルの下で
英明の足を軽く蹴った
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