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「とにかく何でもどんどんやってみろよ!」
英明はそう言うとテーブルに二人分の
コーヒー代金を置いた
そして立ち上がりじっとみゆきを見つめる
ああ・・・行くってことね
あわてて書類をカバンに詰め込み
立ち去る仕度をする
ヨシノが驚いたように二人をポカンと見た
「え?・・・そういうこと? 」
ヨシノが英明を見つめ
そしてみゆきに視線を移した
今や満面の笑顔で二人の顔を交互に見ている
みゆきの頬が思わず赤くなる
完全に二人の事を誤解している
彼女に説明しようとしたのだが
その時英明がみゆきのショルダーバッグを肩にかけみゆきの肘をつかんで
入口に向かったのでぐいぐい彼に
押されて連れられる感じになってしまった
「また紅茶のカタログ来たら
見せてね~~~ 」
急いで振り返ってそれだけヨシノに
言った
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