第三話 不思議な人No2

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これでは男性が女性の豊かなバストに興奮 するのと同じでないかとみゆきは 自分が恥ずかしくなった みゆきが今まで男性に魅力を感じていた 基準は都会的でオシャレで清潔感があって 会話が楽しい男性だった タクミはそれのラスボスみたいなもので ほっそりとして筋肉などなかった 危険とストレスのせいで 自分の家の配管を修理してくれている 田舎者の男性の筋肉に欲情しているなんて いよいよ本当に自分は頭がおかしく なってきたのかもしれない そう思うと悲しくなったが なんとなく体の芯が熱くなっているような そんな妙な気分も味わっていた 英明がようやく起き上がり 給湯器の下から出てきた 「ちょっと離れてて  」 そう言うとみゆきをキッチンの奥に 連れて行きプロパン式の給湯器を 作動させた 大きく「ボンッ」と音がして 給湯器に火が付き動き出した
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