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これでは男性が女性の豊かなバストに興奮
するのと同じでないかとみゆきは
自分が恥ずかしくなった
みゆきが今まで男性に魅力を感じていた
基準は都会的でオシャレで清潔感があって
会話が楽しい男性だった
タクミはそれのラスボスみたいなもので
ほっそりとして筋肉などなかった
危険とストレスのせいで
自分の家の配管を修理してくれている
田舎者の男性の筋肉に欲情しているなんて
いよいよ本当に自分は頭がおかしく
なってきたのかもしれない
そう思うと悲しくなったが
なんとなく体の芯が熱くなっているような
そんな妙な気分も味わっていた
英明がようやく起き上がり
給湯器の下から出てきた
「ちょっと離れてて 」
そう言うとみゆきをキッチンの奥に
連れて行きプロパン式の給湯器を
作動させた
大きく「ボンッ」と音がして
給湯器に火が付き動き出した
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