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何をやっているんだ!俺は!!
英明はみゆきの家を出てすぐの
曲がり角で停車し
今は車のハンドルに額を
強く打ちつけていた
何度も!何度も!
血が出るまで強く打ちつけても
瞼の裏に浮かぶのは木下静子の顔だけ
考えることはどうしようもなく硬くなった
脚のあいだのものだけ
それがデニムの中であまりにも
大きくなって痛い
彼女と別れてもいっこうにおさまる
気配が無い
自分の分身が完全に木下静子に照準を合わせてしまったようだ
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