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離婚が確定する頃には英明のプライドは
彼女のおかげでぺしゃんこに
されてしまった
あの結婚が初めから失敗する運命に
あったことに気付くべきだった
しかし問題は英明にあるのかもしれない
昔から自分は手の届かないものに惹かれがちだ
木下静子もそうだ
彼女は都会から来た
ハイセンスな上流階級の女性だ
とうてい英明には高嶺の花・・・・
彼女のベッドに入りこめる手段は
何も持っていない
プライドと同時に彼の股間も今まで
まったく機能しなかったのに
彼の人生の一部がバチンと消されたような
ものだったのに
ここで今になってその部分が目覚めようと
している
ひどく場違いな瞬間に!
どう考えても!
今でも衰えることは無くガッチガチだ
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