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「木下静子です よろしくね 」
「杉崎ヨシノよ!こちらこそよろしく!」
みゆきがハッとした
「杉崎・・・それじゃあ?
ひょっとして杉崎警官と・・・・
ご親戚?か何か? 」
ヨシノがニカッと笑った
「親戚も何も!うちの父さんよ!
昨日の事は父さんから聞いたわ」
みゆきはみるみるバツの悪い
気持ちになった
「まぁ・・・・お恥ずかしいわ・・
どうしましょう・・・
ひょっとして村中の人が
もう知ってるんじゃなくて?」
ヨシノはカカカッと笑った
「ああ
昨日ヒデ坊と大騒ぎを起こしたって話?
父さん帰ってきてからずっと
思い出し笑いをしてて
母さんが亡くなってからあんなに笑った
父さんを見たのは久しぶりでね
だからあなたのことを
今朝からずっと考えていたの
そしたらあなたが店に入ってきたから
これはもう話しかけなきゃって思って」
ヨシノの楽しそうな話しを聞いて
みゆきはカラカラになる喉を潤そうと
少しコーヒーを飲んだ
うっ・・・・・まずい
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