第四話 荒野のカウボーイ

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「あの・・・ 本当に申し訳ないと思っているのよ? だって暗がりで見た狭間さん・・・・ 大きくてとっても恐ろしかったんですもの てっきり凶悪犯だと思って・・・  」 「ヒデ坊のことが?」 ヨシノは目をまるくした 「ヒデ坊ほど優しい男は見たことが無いわ アイツは無口だけど本当に紳士よ だって真由美の時だって村中の人が・・」 「真由美?」 みゆきは知らない英明の話にとても 興味を駆られた 影で悪口を言うのではないのだから これが下品な行為ではないとみゆきは 自分に言い聞かせた ヨシノが生き生きとしゃべりだす きっと噂話が大好きなのだろう かくいうみゆきも嫌いではない 所詮女とはそういう生き物だ 「ヒデ坊は海上自衛隊に勤めていた時に つまらない女と結婚したの いつも男にチヤホヤされていないと 気が済まない女!   それが真由美!     」 眉間にしわを寄せ 口をとがらせてヨシノがみゆきに言った
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