[ある日の出来事2·5]

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暫くすると後ろから 深呼吸するのが聞こえた。 「おいっ!大丈夫かっ?」 両肩をつかんで強くゆすり 様子をうかがう 「・・・なんだかフラフラする、気持ち悪い・・ 貧血かな・・・」 …拒否反応か? 稀なパターンのほうなのか? じっと見つめてくる視線に 罪悪感を感じ、俺は目を逸した 「ごめん・・ホントごめん ・・・ごめんな」 彼女の呼吸が 少し荒くなってきていた 俺の方にもたれかかっていた体を そっとベッドへ寝かせた。 俺のせいでごめん… 巻き込んでごめん… つらい思いさせてごめん… 全部俺が悪い… 俺は両手で顔を覆いながら 謝り続けていた・・・ 彼女は眠ってしまった… 少ししてから呼吸が落ち着いたけど なかなか目を覚まさなかった。 彼女が目を覚ましたのは 次の日の昼過ぎだった それまで俺は一睡もせずに 彼女の様子を見守ってた
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