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暫くすると後ろから
深呼吸するのが聞こえた。
「おいっ!大丈夫かっ?」
両肩をつかんで強くゆすり
様子をうかがう
「・・・なんだかフラフラする、気持ち悪い・・
貧血かな・・・」
…拒否反応か?
稀なパターンのほうなのか?
じっと見つめてくる視線に
罪悪感を感じ、俺は目を逸した
「ごめん・・ホントごめん
・・・ごめんな」
彼女の呼吸が
少し荒くなってきていた
俺の方にもたれかかっていた体を
そっとベッドへ寝かせた。
俺のせいでごめん…
巻き込んでごめん…
つらい思いさせてごめん…
全部俺が悪い…
俺は両手で顔を覆いながら
謝り続けていた・・・
彼女は眠ってしまった…
少ししてから呼吸が落ち着いたけど
なかなか目を覚まさなかった。
彼女が目を覚ましたのは
次の日の昼過ぎだった
それまで俺は一睡もせずに
彼女の様子を見守ってた
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