奇跡

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奇跡

帰宅してすぐ光雄にLINEを送信した。 「今日は有難う御座いました。ご馳走様でした。最高に楽しかったです。」 5分もせずに返信が届いた。 「有難う。久しぶりにときめいたよ」 ときめいたというワードにざわつく心を感じた。 私は見た瞬間からときめいています!と返したい気持ちを抑えながら、 またいつもの抑える気持ちが出ていると感じた美穂は、 初めて抑えないで言ってみようかという気になった。 それほど初めてのレベルの相手だった。 「私は見た瞬間からときめいてました」 送ってしまった。 送ってから猛烈に湧き出る欲情に下腹が熱くなる。 子供達は預けてある。1人きりの部屋で服を全て脱ぎ捨て、 光雄のしぐさや顔、声を思い出し行為にふけった。 のけぞるような強烈な快楽が全身を貫く。 彼を想像するだけで「ネタ」としては極上だった。 いつもの数倍の湧き上がる欲情を自覚した。 しばらくして我に返り シャワーを浴び、キッチンの机に座りながら スマホを見ると光雄からのLINEが3件程あった。 「ときめいたの?マジで?」 「また会えたりする?」 「あ、でも彼氏いるからやめとこう」 これを見てまたたまらなくなり 布団に潜り込むと再び優しく愛撫しはじめた。 光雄の指先を想像しながら。 光雄はその気があるという事実だけで たまらなく欲情する自分が抑えられなかった。 決して人には見せない姿。 自分のこの欲情を解放したい 誰か、光雄さん、助けて。 朝方まで繰り返し果てる美穂だった。
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