サクとキャバクラ

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少女は天満橋に住んでいて、名前をカオリといった。 日中は専門学校に通っているらしい。 雑居ビルの4階に着くと、大きな鉄の扉が、目の前に出現した。 サクは、鍵を取り出し、その扉を開けると、「どうぞ。」と私を入るように促した。 こじんまりとした小さなキャバクラだった。 奥のソファーボックス席に、先客が2名いた。 いかにもオラオラ系の厳つそうな面持ちの30歳前後の男性だった。 女性キャストは、男性客2人に対して、1人だけが真ん中に付いていた。 宴が始まる。
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