あたたかな日々

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「ふぅ、やっと書けたぁ」 執筆をしていた奇子は、猫の様に身体を伸ばす。 「お疲れさん、クリーム多めのスコーンだ」 頼まれていた褒美を出すと奇子は目を輝かせ、口いっぱいに頬張る。 時々ませたことをするが、こういうところはまだガキのまんまだ。 「健次さんのスコーンは世界一ですね」 褒めちぎる奇子の口元にクリームがつく。舐めとってキスをしてやれば赤くなった。
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