頭のネジが数本外れた男…瑠夏の家へ… 

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手早く靴を履き、玄関の扉へと手をかける。 「…っ…?!」 しかし扉を開けようとした瞬間、身動きが取れなくなった。 背中に感じた体温とふわりと香った匂いに自分の体が瑠夏に抱き締められているのだとわかった。 「…穣ちゃん…」 「…っ…な…んだよ…」 耳元で名前を呼ばれただけなのに、俺の心臓はまた煩くなっている。
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