運命の番はヤクザの若頭?!何かの間違いだよな…?

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「…何なんだよ…くそ…」 こんなに俺は隙だらけだっただろうか…。 あいつといると調子が狂う…。 俺はこの説明しがたい感情を消すため、空いた食器を流しへと運ぶ。 湯を出してスポンジに洗剤をかけて泡立てて食器を洗っていく。 これ、瑠夏が使ってた食器だ…。 今日の出来事が一気に思い出され、俺は慌ててその食器を洗い、泡まみれにする。 「……はぁ…金に釣られて起こしに行くなんて言ったけど…早まったか…?俺…」 ぽつりと呟いたが、もちろん返ってくる声もなく俺は洗い物を済ませてはゆったりした時間を過ごしこの日は早めに眠ることにしたのだった。
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