いつまでも、ふたりで

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...................................................... 「たくさん食べたな」 「うん!美味しくて食べすぎちゃったかも」 満足そうにニコニコと笑う茜が可愛くて仕方ない。 「歩こう」 茜に向けて手を差し伸べれば、笑顔のまま俺の手を握ってくれる。 「最近、仕事はどう?茜先輩」 「やめてよー。その呼び方ー。普通だよ!普通」 5月から研修を終えた新入社員が配属されてきて、いまでは茜も先輩だ。 「茜先輩って呼ばれてんじゃん」 「そうだけどー。あたし全然先輩ぽくないもん」 ぷぅっと頬を膨らませる。 「そんなことないだろ?茜はあいつらにちゃんと先輩してるぞ?」 去年の茜からは想像できないくらい、成長したと思う。 去年の今頃の茜は正直、ここまで仕事ができるようになるとは思わなかった。 まぁ、そりゃほかの同期に比べたら劣るけど、それでも茜の頑張りはずっと一緒にいた俺が1番わかってる。
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