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第2話私に触るな‼️
「意味がわからん!」なんで猫になってるんだ?何もわからないままニャーニャー鳴いていると、
「お!可愛い猫ちゃんじゃねーですかー」
そう言ってきたのはクラスメイトのモブだった。別にモブみたいな奴だからではなく(それもあるけど)名前が縁ノ下モブというだけである。
「腹へってんのかー?」
そう言って抱き抱え用としてくるモブにたいして、スパッと一発顔面にいれてやった。
「さわんなモブ!てか助けろ!」
そういったつもりでも人間からしたら「ニャーニャー」鳴いているだけである。
「お!そんなに腹へってんのか?じゃねこれだ」そう言ってモブは裂きイカをポケットから取り出した。
「ふざけんな!」そういった思いをのせておもいっきり引っ掻いた。
「ちぇ、連れねーなー」この男は何を言っているんだ?つれるはずがない。そもそも何故ポケットから裂きイカが出てくるんだ?バカなのか?
「やっぱり、あいつの相手は疲れる」そう言ってため息をついていると、聞き覚えのある声が聞こえてきた。
「ほんとにそーだよな、まさか猫にまでめんどく下がられるなんて流石はモブだな」
見上げるとそこには勇花がいた。
「勇花!なんでここに?」
「えっ?なんで猫が俺の名前を?」
「私!若葉!」
まさかこいつの特技が本当で、しかも助けられることになるとは思ってもみなかった。
「そうか・・・」
さぁさっと助けてよ
「若葉め、あいつ俺の名前を町中の猫に教えるつもりか?」
「は?」
「この前だって俺の話をしながら帰ってたのを見たって三丁目の玉が言ってたし」
「違うーー!本人本人て言うかあんたの話なんかしてないよ!ただ、その私の好きな人について考えてたら、「友達が勇花君は?」とかいってきて、なんというか、焦っただけだし」
「何いってんだこの猫?まぁとりあえず連れて帰るか」
そう言って私を抱き抱えた勇花は私の話も聞かずに、自分の家に連れて帰ってしまった。
そこからは地獄だった、猫とはいえ裸の状態で幼なじみに身体中を現れるなんて・・・
しかも、ご飯だって器に入ったミルク・・・
私はペットか何かなのか?そして夜、勇花のベットで寝ることになった、いや部屋が汚すぎてベット以外寝れなかったと言ったほうがいい。
「夢なら覚めて」そう祈って私は寝た。
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