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俺の話
●
「よかったね! 上手くいったんだ」
「相手、どんな人なの?」
〇
「少し年上、でも趣味がとっても合うの。
話していても、あんまり年齢差感じさせないっていうか」
「でもね、ちょっとリードしてくれる。
私が不慣れなところとか、間違ったりしたらちゃんと教えてくれる」
●
「そか」
〇
「うん!」
「相談、乗ってくれてありがとう!
おかげで、よく考えて相手を選べたと思う。」
「周りから勧められるままに行かされたけど、
いい出会いができたのもすぎちゃんのおかげだよ」
●
「惚れてくれたっていいんだぜ!」
〇
「またまた! 彼女いるくせに」
「私にだって、ダメだからね! 笑」
●
「冗談 笑」
「俺だって、彼女いるんだから」
〇
「今度、彼女のことも聞かせてね」
●
「何か困ったことあったら、何でも言って」
〇
「ありがとう 笑
でも、すぎちゃんも頼ってくれていいんだからね!
これでも、私は先輩だぞ!」
●
「そうだったね 笑」
〇
「こら! そういえば敬語抜けてる!」
●
「ええー 笑」
〇
「直しておくこと!
それじゃあね!」
●
「うん、おやすみ」
また明日――打とうとして辞める。アプリを落として、俺は布団を深くかぶった。
今日は、胸が締め付けられて、眠れそうにない。
付き合っている彼女からのメッセージ、返信してないけど……いいか。
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