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翌朝、朔の腕の中で目が覚めた。
朝の日差しが心地いい。
起きた時に、好きな人が隣に居るって最高に幸せだ。
「おはよ。旬。」
啄むようなバードキス。
「おはよう。」
「昨夜も最高に素敵だったよ。」
「朝からそんな恥ずかしい事を… 」
顔を見られるのが恥ずかしくて、背中を向ける。
背後から抱きしめられて、首筋に唇が落とされる。
「どうして? 本当の事だもん。僕ね、朝のセックスが好きなんだ。裸の素肌を合わせながら、イチャイチャして、そのまま1つになるの。最高の1日の始まりでしょ? 」
いいながら、肩や背中に、チュッチュとバードキスを繰り返してくる。
オレはキスに弱い。
「あー。 朔って、意外と情熱的。」
「そう? 意外だった? 」
「店で会う時はいつもクールにキメてた。」
「そりゃ。こんな姿は、愛しい人にしか見せないよ。」
「ほら。そういうトコ。」
「ねぇ。 ダメ? 朝エッチしよ? 」
「ダメじゃないけど… 」
そういうと、後ろから腕が伸びて来て、オレのオレをゆるゆると育てにかかる。
素直なオレは簡単に反応を示し、否定の言葉を奪い去る。
「ほら。 旬の旬も良いよっていってる。」
「言わせたんだろ。もぅ。朔のも当たってる。」
尻に、朔の朔が当たって欲望を伝えてくる。
こうなると、昨夜の情事が蘇り、一気にお腹の奥がムズムズしてくる。
完全に欲しがってる。
いつの間にか、朔の手にはローションが出され、手のひらで温めていた。
おいおいおい、と思っていると、尻の蕾に優しく塗られ、指がゆっくりと抵抗も無く入ってきた。
「は… ぁ… 。」
思わず声が漏れる。
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