⁂ 新しい恋が始まった件

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長い指でひと通り中を確かめると、今度は指が抜かれ、朔のモノの太い竿の頭の部分で、ゆるゆると撫でられる。 オレの付け根と、果実の袋にも当たって、最高に気持ち良い。 「朔。もぅ、… 焦らしすぎ。」 「そ? どうして欲しいか言って。」 「すぐ、そうやって恥ずかしい事言わせようとする。」 「恥ずかしい事を言わせたいんじゃない。僕を欲しがってほしいんだ。ね、旬、言って。」 「朔が、、、欲しい。奥まで、来て。」 「あぁ、かわいぃ。」 「んぁ。 … あぁ。」 後ろから一気に突かれた。 激しい衝撃にクラっとくる。 「あっ。キツイ。この体位、更に締まって気持ちいい。」 背後から伸びた左手が、胸の突起を弄ぶ。 右手は、前の中心を撫で摩る。 後ろを突かれ、躰中を駆け巡る痺れた快感に息が上がり、何も考えられなくなる。 あぁ。キスが欲しい。 躰を捩って顔を向けると、食むようなキスをされ、多幸感に包まれた。 もう、好きだ。 好きで、好きで、堪らない。 オレのベクトルは、磁石のように、朔の方に吸い寄せられたのだった。
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