1149人が本棚に入れています
本棚に追加
/84ページ
「旬ー。今月の28日に、一周年記念パーティーをしようと思ってるんだ。7時からの予定だから、いつもより早いけど、6時に入ってくれる?」
「了解です。前日はどうします? シフト入ってないけど、準備有りますよね? 」
「いや。27日は閉める。毎年3月27日は店休日なんだ。そして、28日は、貸切で夜営業のみだから、大丈夫だよ。」
「そうなんですね。 分かりました。」
オレが、入店したのが、去年の3月21日だから、もうすぐ1年になる。
この1年は色々有った。
早いものだ。
「あ!忘れるところだった。当日はスーツ着用で宜しく。立食形式でやるんだけど、基本的にリザーブは僕がするから、旬には受付なんかをやって貰おうと思ってるんだ。」
「パーティーなんて初めてだ。普通のスーツで大丈夫かな?就活用しか持ってないけど。」
「その辺は、森國社長に見立てて貰うといいよ。」
「そか。朔も出席するんてすね。」
「うん。その予定。」
「そのパーティー、何人くらい来るんですか?」
「まだ、確定じゃないけど、20人くらいかな。樹さん一家とか、ここで前にレストランを営んでた蓮見さんご夫婦、僕のアップルパイの師匠なんだ。前に来てくれたから知ってるだろ? そうだなぁ、君の知らない人は、前のamenoのマスターだった日向さんくらいかな? ここで使う新鮮な野菜を作ってくれてるんだ。」
「そうなんですね。」
「皆んなココに来てくれてる親しい人ばかりだから、安心して良いよ。」
「分かりました。」
最初のコメントを投稿しよう!