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なんか照れるな… 。
セミダブルのベッドは長身の2人が横になると少し狭いが、お互いが近くてこれも良いと思ってしまう。
この部屋から出て一緒に暮らすようになったら、大きなベッドになるだろうから。
クローゼットから、朔のパジャマを用意していると、シャワーから出てきた朔に「要らない。」と言われて、押し倒された。
身体にかかる重さも、久しぶりで愛おしい。
首に腕を絡め、瞳の奥を見つめる。
欲情を隠しきれずに、揺れる瞳に絡め取られ、堪らず引き寄せて唇を合わせた。
甘い痺れが背筋を走り、腹の奥に小さな火が灯る。
女のように子宮がある訳でも無いのに、身体がじんわりと熱くなり、中心に熱が集まる。
あぁ、この肌が恋しかった。
ついつい、絡めた腕に力が入る。
「今日は、随分積極的だね。」
胸の尖りを攻め立てなから、囁く声さえ甘い。
「… んっ。 … はぁ。 こんなに、しないの暫く振りで、… ずっと触れたいと思ってた。」
「僕も。旬が足りなくて、死にそうだった。」
「ぁん…… 本当? … 大阪でも、あっ… モテたんじゃない? 」
「ん? モテなくは無いけど、僕が欲しいのは、旬だけだから… 」
「ひとりで、…… シた? 」
緩く立ち上がった朔のモノを握り聞いてみる。
「うん。 旬の事を思い浮かべながら、何回かシたよ。 旬は? 」
「シてない。」
「ホントに? 」
「うん。 なんかそれも寂しくて。」
「そっか。 ゴメン。 時間作れなくて。」
「いや。しょうがないよ。きっと、これからもこんな事はあるだろうから。いつまでも、甘えてちゃダメだと思ったんだ。」
「そう? 僕は、もっと甘えて欲しいけど。」
朔のモノを握っていた手を優しく解かれ、身体をずらした朔は、オレのモノを口に含んだ。
「あっ、あぁっ。」
思わず声が漏れる。
久しぶりの快感に、一気に滾る。
「ダメっ。 すぐ出ちゃう。」
朔の頭に手をやり、止めようとしたが、その手がゆっくり払われる。
「いいよ。気持ち良くなって。」
口淫を施しながら、後ろの蕾を揉み解され、快感に緩んだ身体は簡単に、指の侵入を許してしまう。
中にある、快感のスイッチを押され、ビクンと全身を電気が貫いた。
同時に溜まった熱も吐き出してしまう。
全て綺麗に飲み込んだ朔は、弛緩したオレを抱きしめ、耳元で囁く。
「挿入っていい?」
「きて。」
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