1人が本棚に入れています
本棚に追加
「うだうだ考えても仕方ない。俺たちでストーカー野郎をぶっ飛ばしに行こう」
デュランドはすっくと椅子から立ち上がった。
「相手は魔術士よ、キレたら何して来るかわからないのよ。まっ正面から行くって危険過ぎるじゃない!」
「それなら、お前も一緒だろう。キレたら何するかわからないなら、お前もキレて暴れりゃいいじゃねぇか。いっちょいてこましてやれ」
はははと笑いながら、デュランドはテーブルの下に置いた剣と盾を、背に担ぐ。
「相手が魔術士なら俺も話は別だ。丁度さっきつまらねぇものを斬っちまったしな」
リカルドは壁に刺さった剣を抜くと「悪いな修理費はうちが弁償するよ」と鞘に納めた。
「あたしはストーカーの家のもので、元をとりますか。呪われたアイテムしかなさげだけど」
リオナはレジに向かう。
「オレたちもリカルドの兄ぃのお供するぜ」賞金稼ぎたちはウェイトレスを呼びつけると五種の薬草のチャーハンを注文した。
最初のコメントを投稿しよう!