お便りの時間です

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 「やっぱ、勇者パーティーはこれぐらい派手に歓迎してくれないとなぁ」  食事を終え、ドノヴァンの住居に向かったデュランドたち勇者パーティーは、ドノヴァンが魔法で操る人形たちに取り囲まれた。リカルドは鞘から抜いたジークフリデを肩に担ぎ、ニヤリと笑う。  「随分と景気がいいな。オレたちも暴れるか。ドノヴァン、お前をぶっ飛ばしに来たから、大人しくぶっ飛ばされろっ!」  デュランドは盾と剣を手に、魔法人形フィギュアの群れに駆け出した。一体二体とフィギュアたちを次々に蹴散らしていく。  「ぶっ飛ばされろと言われてぶっ飛ばされる奴がいるのかしら。あんたち、今回もいつもの作戦でいくつもり?」  いつもの作戦とは、リカルドとデュランドが特攻して死にかける。それをアグリスが魔法で完全回復し、再び特攻してまた死にかける。相手が倒れるまでこの行程を繰り返す作戦のことだ。  「ああ、頼むっ!」  「わたし、ストーカーの顔見るのも、趣味の悪いフィギュア見るのもいやなんだけど。ちゃちゃっと終わらせたいの。フィギュアは適当に相手しておいて、わたし一人で行ってくる」
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