生き残り

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海斗が少し洗い声で間を入り言った。 「それより、犯人を探さないとな!」 「うん。だよね。 誰か分かんないと、気持ち悪いしね。」 いつの間にか後ろにいた美穂が、麻里奈の袖を掴み、何かを話したそうにしている。 梨理香は、1つの提案をした。 「ねぇ、みんなこれからDVDを見ない? あの世で行われた霊子様の殺人が、映っているDVD。」 海斗は、犯人を殺すつもりの様だ。 「賛成だ。 必ず…殺す!」 麻里奈は、美穂の方に向き確認を促した。 コクンと頷いた為、一緒に見る事にした。 周りのクラスメートも賛成した。 全員でビデオのある、開かずの間と呼ばれる3回の1番奥の部屋に移動した。 梨理香が、開かずの間を開きみんなで一斉に入った。 「以外と、殺風景だね。 人の首でもあるかと思った。」 麻里奈は、梨理香なら知っていると思い質問をした。 「何で開かずの間って呼ばれてるの? 開くのに!」 梨理香は、舌を出し、悪戯顔でほのめかした。 「それは、見てからのお楽しみ!」 皆は、席に着きテレビを見る見たいにしていた。 DVDには、血がついていた。 誰の血かは、分からない。 最初から付いていたのか、このクラスの人の血か! DVDをセットして、映像が流れた。 みんな何で、普通に見るの? そもそも、いつ誰が後ろから刺されてもおかしくないのに! 足立さん迄、夢中に見ている。 逆…か、ここでは私がおかしいのか。 梨理香は、テレビの音量をを大きくした。 丁度、霊子の殺害部分だった。 キャハハハ。 心臓、肝臓、内臓、肺、腸、どれが1番美味しいかな? 内容は、えげつない物ばかりだった。 DVDは、霊子が体験した時間がフルに残されていた。 とても、じゃないけど全部は見れない。
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