出会い

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やっぱり新しい先生だからか、他の助産師や看護師は気になるみたい。 ナースステーションは高崎先生の話で盛り上がる。 たまたま副部長の斉藤先生がいたから、他の助産師が聞いている。 私も聞きたいけど、まだまだ新米助産師。 あとで聞けばいいやーと思って、午前中は仕事に集中する。 すると分娩担当の助産師から連絡がきて、そろそろ分娩になる妊婦さんがいるとのこと。 新生児室の助産師は、分娩台に乗る妊婦さんの呼吸法を誘導したり生まれてきた赤ちゃんの蘇生に入る。 赤ちゃんを受け入れる準備をして、妊婦さんの頭に回り一緒に呼吸法をする。 いよいよ赤ちゃんがもう少しで生まれるというときに、産婦人科の医師を呼ぶ。 もちろんハイリスクの妊婦さんだったり、赤ちゃんに問題のある場合は産婦人科医も小児科医も待機しているが、今回は今のところリスクのない妊婦さんだった。
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