面接

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面接

「僕は二人を信じます。自分の事しか考えない一文字は許せません。  まして麻薬で儲けようなんて人間として最低の男です。  今まで、だまされ、利用され、傷つけられて来た。  みんなであの男にリベンジしましょう」 「はい」 二人が声をそろえて言った。 「まさに花達の復讐だね」 小妹は12歳の時からこの仕事をしていて 初めて冗談が言えるような和やかな気分になっていた。 玲奈と一恵は以前から知っていたお陰で 親しげに話していていた。 「そう言えば、以前秘書さんが二人亡くなっていたそうだけど、 玲奈さん聞いた事ありますか?」 亮が玲奈に聞いた。 「あります、二人とも自殺だって私は聞きました。 一文字の子供を堕させられたショックで」 「一恵さん、本当ですか?」 亮は一恵に聞いた。 「ええ、自殺とは聞いたけど本当は私のように・・・」 「怪しいわね」 玲奈と一恵は顔を見合わせてうなずいた。 亮はさすが一恵に堕胎の事は聞けずにいると一恵は それを察して答えた。 「亮さん私は自分で避妊をしていたから大丈夫でした、 それに私より他にお気に入りが何人か居ましたから」 「お気に入り?誰ですか?」 「ジャパンテレビアナウンサーの四条美奈代です」 一恵は迷わず答えた。 「あの、四条美奈代ですか?」 「ええ、彼女はジャパンテレビから情報を盗んで一文字に流して、  成功報酬として多額のお金を渡しています」 「そうだったですか」 「玲奈さん、キャビンアテンダント、女優、広告代理店の社員もいたわね」 「ええ」 「一恵さん証拠はつかめませんか?」 亮は一恵に証拠の糸口を見つけて欲しかった。 「はい、サーバーにアクセスできれば情報は取れます。 パスワードは変えてしまったでしょうけど」 「パスワードは何桁ですか?」 一恵は指を折りながら答えた 「10桁です」 「アルファベットと数字ですよね」 「はい」 「あはは」 亮は突然笑い出した。 「どうしたんですか?」 「大事な会社のパスワードを10桁とは驚きました」 「何通りあるんですか?」 「63の10乗通りです」 「す、すごい。じゃあ解析は無理?」 「いいえ、できますよ」 「えっ?」 そこに秀樹から電話がかかって来た。 「亮、アメリカのマッスルカーブと言う会社のトレーニングマシンが  1番人気らしい」 「はい、それが良いですね。僕もアメリカのジムで使ったことがあります」 亮は全米で人気のマッスルカーブと聞いて賛成だった。 「それが、連絡を取ったら担当者が明日たまたま日本に来るそうだ」 「ありがとうございます。交渉は僕がやります」 「それと石橋商事の琴乃さんに電話をしてみろ、彼女が力を貸してくれる」 「琴乃さんが?分かりました」 「がんばれ」 「はい」 亮は電話に向って頭を下げ 亮はすぐに琴乃に電話をした。 「もしもし」 電話の向こうでは沈んだ声の琴乃の声が聞こえた。 「團です」 「・・・・」 無言が続くとやっと言葉を発した。 「い、生きていたんですか?」 「はい、ご心配かけました」 涙声で返事が聞こえると泣き声が続いていた。 「あのう、琴乃さん」 「はい」 「父から連絡が行っていると思いますが」 「ええ、突然お父様から連絡があったから変だなと思っていたんです」 「突然なんですが?今度スポーツジムを新宿にオープンしようと思います」 「父の会社がスポーツジムのチェーンを計画しています」 琴乃が亮の突然の話に驚いて答えた。 「そうですか、ぜひ、お話を聞かせてください」 「はい、いつ会えますか?」 「今日の夕方に時間ができます」 「では5時に・・・」 「有楽町でいいですか?」 「はい」 「忙しいわね、亮」 玲奈が微笑むと亮は周りの人間が動いてくれるから 安心して自分がアポを取れたのであった。 「そうでもないです。仕事の件ですがいいですか?」 「はい」 一恵と玲奈が返事をすると二人は秘書の経験柄、手帳を取り出した。 「まず二人に仕事を分担してもらいます」 「はい」 「一恵さんは新宿のジムとキャバクラ方を全部任せます、 飯田さんと連絡を取って進めてください」 亮は語学力の優れている一恵を選んだ。 「はい、かしこまりました」 「玲奈さんはスタジオDをお願いします。新宿店をオープンしますから  準備が大変だと思います」 「えっ?新宿に?」 玲奈は突然降ってわいた話に驚いていた。 「はい、千沙子姉さんと進めてください」 「分かりました」 一恵と玲奈はやることがたくさんあって期待で目が輝いた。 「当分休みがありませんがお願いします」 「はい、大丈夫です」 「さてケーキを食べようか、シャオメイ」 「本当?」 「後の扉を開けてごらん」 小妹は意味が分からず、後ろの戸を開けると そこには大きなフルーツケーキがおいてあった。 「キャーおいしそう」 大喜びをする小妹を見ていた一恵と玲奈も微笑んでいた。 ~~~~~~~~~~ 銀遊亭から程近い高級美容室プレステージでは 50歳くらいのブランド服を着ている女性が髪を染めていた。 「この毛染めは髪をまったく傷めないんです」 美容師は丁寧に刷毛で髪に塗りながら言った。 「ええ」 客の女性は上の空で返事をしながら目をとして吐息を漏らしていて、 シャンプー後の女性もブロー中に うっとりとした顔をしていた。 プレステージの裏側のビルの5階の 事務所では社長室と休憩室があった。 「社長、大好評です」 店長の笠井が日坂に言った。 「うん」 「プレステージで2万円のシャンプーが昨日だけで東京が20本、 名古屋で12本、大阪で18本売れました」 「通常店は?」 「5000円のシャンプーが10店で50本。 毛染めが全店舗トータルで232人です」 「よし、従業員に歩合をつけてどんどん売らせろ」 日坂は上機嫌だった。 「はい、それと金村が、気分が悪いと言って隣の部屋で寝ています」 「分かった、くれぐれも毛染めの時、手袋を忘れないように指導するように」 「はい、分かりました」 笠井が事務所を出て行くと日坂が休憩室で 横になっている金村のところに行った。 「金村さん、具合はどうかな?」 「頭がふらふらして」 「手袋をしなかったのかな?」 「はい」 日坂はニヤリと笑いながら耳元に息を吐いた。 「金村君、目をつぶって本当の事を言いなさい」 「はい、気持ちいいです」 「うん、うん。どこがだ」 「体中が気持ちいいです」 日坂は金村の手を握り爪で引っ掻くように わきの下の方まで滑らせた。 「うう」 金村はあまりの気持ちの良さにのけぞった。 「どうだ。感じるか」 「はい、欲しい・・・」 金村は唇を濡らし、体を起こして日坂に迫った。 そしてズボンのチャックを下ろしトランクスの中に手を突っ込み 日坂の物を取り出し咥えた。 金村はまるでキャンディのように「グチュグチュ」と音を立てて舐めだした。 「あはは」日坂は金村を全裸にして抱き続けた。 一時間後金村が目を覚ますと日坂が目の前に立っていた。 「どうだ、具合は?」 「大丈夫です、すみません」 金村は何事も無かったようにお店に向っていった。 「会長に報告だな」 日坂は笑っていた。 ~~~~~~~~~~ 亮は午後3時に有楽町丸井の前に立っていると 和美が黒縁のメガネに紺のスーツ姿でやってきた。 「こんにちは」 サングラスをかけた亮に声をかけられて 一瞬身を引いた。 「あっ、昨日の?」 「すみません、團です」 亮はサングラスをはずして和美に謝るように頭を下げた。 「和美です。あっ竹林聖子です」 「團さんは外ではいつもサングラスを?」 「はい、竹林さんはいつもメガネを?」 「はい」 「お互い他人に顔を見られたくないみたいですね。あはは」 「ええ」 亮は有楽町から銀座一丁目までの途中の中華料理店猛林の個室に和美を案内した。 そこには一恵と玲奈、小妹が待っていた。 「お待たせしました」 亮は今までのいきさつをみんなに説明し 聖子は状況を納得し協力を約束した。 「一恵さん、一文字とNEL教団のつながりは?」 「一年位前から一文字学園アメリカ校を作る計画で接触していたようです」 「FBIの捜査ではNEL教団は麻薬を使って信者を増やしている」 「日本でもそうするつもりかしら?」 「ええ、たぶん」 「それは、今までの信者に対しての裏切りだわ」 聖子が怒りを露にして言った。 「一文字はシャンプーや毛染めにMDMAつまり合成麻薬を入れて輸入している」 「えっ、そんなことまで」 「ええ、どうしてもお金が欲しいらしい」 「そんな物をどうやって売るつもりなのかしら?」 「美容院でお客さんに毛染めやシャンプーをして中毒患者にする一恵さんにしたように」 「ええ、あれはひどかったわ」 一恵はあの恐怖を思い出していた。 「あの男の計画が少しでも分かれば阻止できるんですけど」 そこに美也子から電話があった 「亮?」 「はい」 「生きていたの?」 「ええ、おかげさまで。ところでお母さんの具合は?」 「白血病なの」 亮は白血病と聞いて激しいめまいを感じ 沙織の事を思い出した。 「急性ですか?慢性ですか?」 「急性です」 亮は急性と聞いて落ち着きを取り戻した。 「そうですか、僕の作った漢方薬があります」 「ほ、ほんとうですか。母を助けてください」 美也子は何度も亮にお願いをした。 「今夜、お店に行きますからその時お話しをしましょう」 「はい、待っています」 そこへノックの音がすると美咲が部屋に入ってきた。 「みなさんお揃いね」 「あっ原さん」 「お久しぶり三島さん」 美咲は亮の肩を叩いて隣の席に座った。 「美咲さんすみません、忙しいところ」 「いいえ」 「実はこちらが一葉学園を首になった竹林聖子さん」 聖子は立ち上がり頭を下げると美咲が自己紹介をした。 「原美咲と申します。警察官をしています。よろしく」 「あのう」 聖子はオドオドしていると美咲が微笑んだ。 「ああ、原さんは警察庁公安部の警視です」 聖子はホッとして一葉学園が密かに改宗して宗教学、牧師達が解雇された事を話した 「そうか、牧師をNEL教団に変えたか」 美咲は腕を組んで天井を見上げた。 「原さんそこで、相談なんですけど」 「なに?」 美咲は亮の言葉に首を傾げた。 「一文字の会社のサーバーに進入してデータを盗んでいいかなとおもって・・・」 「やっちゃえば」 美咲はあっさりと答えた。 「簡単に言うんですね」 「不正アクセス禁止法は1年以下の懲役50万円以下の  罰金だけど立件がほとんど不可能でしょ」 美咲は立場にも関わらず聞かないふりをしようとした。 「確かに証拠は残りませんね」 「そうよ、それで確かな情報が取れれば警察は堂々と盗聴ができるわ」 「ただ、それだけ優秀なハッカーいるの?」 亮は自分の顔を指差した。 「ええっ?うそ」 美咲が驚きの声を上げた。 「本当ですよ」 「機械系も得意なの?」 「ええ、MITで単位取りましたから」 「何言っているの亮、あなたが学んだのは健康科学、健康技術でしょ」 「知っていたんですね、あはは」 「大丈夫なの?」 「ええ、理論的にはハッキングできるはずです」 亮は一度見た物をすべて記憶する事ができる 能力を持っており常人の数十倍のスピードで情報処理ができるのだった。 「パソコンを買わなくてはいけませんね」 亮は秋葉原に行こうと考えていた 「亮さん、それは大丈夫です、市ヶ谷の家に全部揃っています。  光ファイバーも繋がっているし」 一恵は市ヶ谷の家はすべての物が揃っている事を亮に伝えた。 「そうよかった、凄い!」 「亮が帰ってこないから家の事何も分からないんだよ」 小妹が亮の腕を突っつくと亮は頭を掻いて頭を下げた。 「あっ、すみません」 「ところで、美咲さん一文字の元秘書が二人も  自殺をしているのが気になります」 「うん、そうね。二人の名前と住所分かるかしら」 「私、名前だけ知っています」 一恵が手帳をめくって名前を読んだ。 「三沢千賀子、那智佳子さんです」 「何で死んだか分かるかしら?」 「一人が服毒自殺で、一人が飛び降り自殺らしいです」 「そう、それなら変死扱いで警察に資料があるはずだわ。 すぐに捜査します」 「お願いします」 「私はどうすればいいですか?」 聖子が不安そうに言うと亮は聖子に気にしないように言った。 「そうですね、もう少しクラブ蝶で一文字を張ってください  近いうちに必ず現れるはずです」 「はい」 「美咲さん僕はハッキングをしてやつの動きを探ります」 「お願いします。それとアメリカから一文字が輸入したのは  シャンプーとリンスが2万本ずつ、白髪染め1万本、  パーマ液が10万本だったわ」 「凄い量ですね」 「ええ、とても目立ったわ」 「それで、麻薬成分は?」 「検査しなかったわ」 「ああ、やはり」 亮は肩を落とした 「それで、どれくらい作れる?」 亮はノートに計算をしはじめた 「ふー」 亮が息を吐くと美咲がのぞき込むように聞いた。 「どう?」 「だいたい僕なら120kgくらいできます。 他の物を混ぜればもうちょっと出来るかもしれませんね」 「ええ?そんなに?」 「しかもかなり覚醒力が強く常習性があるものです」 「どれくらいの値段で仕入れたのやら、許せない」 「ただ。 生成するのにちょっとした工場が要ります、  火も使います、臭いも出るはずです」 「じゃあ、郊外に工場があるわけね」 「ええ、たぶん都心部じゃ無理ですね」 「わかったわ、会社に戻る。亮また連絡をするわ」 美咲はいてもたってもいられなく立ち上がって出て行った。 「会社?」 小妹が不思議そうな顔をして聞いた。 「警察関係の人は職場を会社と言うんだよ」 「そうなんだ、変なの!」 そこへ、琴乃から連絡があった 「亮、今何処?」 亮は自分のいる場所を説明した 「誰か来るんですか?」 心配そうに聖子が聞いた 「ええ、仕事の打ち合わせなんです」 「おじゃまかしら?」 「大丈夫ですよ」 亮に好意を寄せている聖子は 1秒でも長く亮と一緒に居たかった。 「じゃあ、もう少し」 聖子はイスに深く座った。 琴乃が部屋に入ると静かに挨拶をした 「こんにちは」 「お久しぶりです、琴乃さん」 「生きていたんですね。お帰りなさい」 琴乃はバックからカタログを持ち出して亮に渡した。 「うちが作った、スポーツジムとトレーニングマシンよ」 「いいですね、ロッカーキーにお客さんがトレーニングマシンを 何回使ったか記憶できるんですね」 「ええ、後でPCに入れて消費カロリーがデータ化できるの」 琴乃のプレゼンに亮は申し訳なさそうに答えた。 「とりあえず、マシンはマッスルカーブの物を使いたいんです」 「そうね、あそこのはとても優秀なんだけど、社長が日本に輸出してくれないんです  ブランドも」 「マッスルカーブと提携の話をしていたんですか?」 「ええ、その時あなたの力を借りようと思っていたの、それで予定の場所は?」 「新宿のR・Y・Oビルの5階です」 「あそこね、でももう少し広さがほしいわ、4階か6階空いていないかしら」 「聞いてみます」 亮は飯田に電話をかけた。 「亮です」 「おお。お疲れさん」 「あのビルの4階か6階空いていませんか?」 亮は恐る恐る聞いた。 「あはは、やっぱりそうか。6階が空いているぞ」 「ありがとうございます」 亮は飯田がすでに決まっていた契約を破棄したように思えた。 「琴乃さん空けてくれました」 「良かった」 亮は広さが倍になる事で倍の売り上げを 上げなくてはならない事が気になった。 「亮、資金が気になる?」 「ええ」 「うちのダイアモンドジムのチェーン化計画ができているから  フランチャイズで参加する?」 「いいえ、独立系で行きますアメリカの大学で学んだ 健康科学の知識を利用したいと思います」 「そうか、亮は素人じゃないのね、 逆にこちらが提携をお願いした方がいいみたいね」 「それで、ジムのデザイナーをアメリカから呼んで明日日本に着くんです」 「ええ、すごい」 「それで内装を関係を琴乃さんにお願いしたいんです」 「本当?嬉しい」 「はい、お父さんにお伝えください」 「もちろんよ」 「明日の夕方、現場で打ち合わせしますので琴乃さんも来てください」 「はい」 亮と琴乃が握手をすると亮の耳元で琴乃は囁いた 「今度こそ抱いてね」 「は、はい」 琴乃はにっこり笑って階段を走って上がった 「亮、彼女とはまだ関係ないみたいね」 玲奈が亮の耳元で囁いた。 「えっ、はい。分かりますか?」 「うふふ、分かりますよ」 ~~~~~~事務所に戻った美咲は樫村を呼んだ。 「樫村さん調べて欲しい事があるんだけど」 「はい」 樫村が美咲の脇に立った。 「三沢千賀子、那智佳子三年前から2年前に  自殺をしたことになっているんだけど  変死だったのでどこかの警察に捜査の資料が残っているはずなの、  調べていただけますか?」 「分かりました」 樫村はすぐにパソコンの前に座るとキーボードを叩いた 「課長、パスワードを呼んでいます」 「ああ、すみません」 美咲はパスワードを打とうとすると樫村は気を使って横を向いた すると新しい画面が開けた 続けて樫村が三沢千賀子、那智佳子の名前を打ち込むと 三沢千賀子は熱海錦ヶ浦で飛び込み自殺、 那智佳子は自宅付近の公園で服毒自殺という情報が出てきた。 「やはりおかしいわ」 「はい」 「那智佳子さん、服毒自殺なら近くの公園で自殺なんかしない。  しかも青酸カリの入手経 路を調べていないわ」 「はい、そうですね」 「三沢千賀子さん、実家は宮城県。わざわざ熱海まで行って  飛び込み自殺するかしら、私ならふるさとの海ですると思うけど」 「なるほど、そうですね」 「明日、詳しく調べてください」 「はい」 聖子が時計を見ると六時を過ぎていた 「私そろそろ仕事へ行きます」 「はい、お疲れ様でした」 聖子が席を立つと玲奈が 「聖子さんともまだね」 「もちろんです、誰とでもやりませんよ」 「そうよね。うふふ」 「一恵さん玲奈さん今から僕は美喜さんと会ってその後、蝶に行きます」 「はい分かりました。私のほうはシャオメイと家に戻って  PCをチェックしておきます」 一恵はその後、美喜とどうなるか気にしないふりをして淡々と答えた 「私はトレーニングルームでトレーニングします」 小妹が敬礼をした。 「了解、でもトレーニングルームって何処にある?」 「地下室」 亮はどんな金持ち住んでいたか驚いていた。 「凄い家だな」 「私も行っていいですか?」 玲奈が亮に聞くと亮は驚いて聞き直した。 「えっ?」 「私も市ヶ谷の家へ行ってみたい」 亮は玲奈が行きたいと言うのが市ヶ谷でホッとして返事をした。 「はい、どうぞ」 「うふふ、シャオメイちゃんカンフー教えて」 玲奈は親しげに小妹に言った 「はい」   ~~~~~ 亮は銀座8丁目のレストランで美喜と待ち合わせをしていた 「亮、今日お店であなたが来ないのかってみんなで大騒ぎだったわ」 「あっ、そうか。明日は行きます」 「それと、猪狩さんからの伝言で三人が新宿のホストにはまっているそうよ」 美喜はメモを亮に渡すと亮はそれを見ながら 飯田に相談してそのホストクラブのオーナー、ホストと話し合うつもりだった。 「わかりました、女の子の名前と店の名前ですね」 「ええ、後はよろしく。今日着いた入浴剤と石鹸好評だった」 「本当、うれしいです」 「そう言えば直子さんたちに連絡したの?」 「まだです。突然電話をすると泣き出すんじゃないかと思って・・・・」 「ええ、タイミングが大事よね」 「キーマンと会うべきだわ」 「キーマン?・・・直子さん?」 「そうよ、家族でしょ」
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