第一章 ドベ子、なぜか名門校に入学!

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 そんなことを考えていると、ガラっとドアが開いた。 「さ、ホームルーム、始めましょうか。私が君たち一年五組の担任、御堂亜里沙(みどう・ありさ)よ。よろしくね! 担当は、保健体育よ」  女性教師だった。長い髪をアップでまとめ、黒縁の眼鏡をかけている。化粧が少々濃い目で、ワインレッドのスーツに膝までのタイトスカート。白いブラウスからは、Fカップはあろうかという胸の谷間がのぞいていた。年齢は、若作りをしているが三十路が見え隠れしている。
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