3人が本棚に入れています
本棚に追加
四人に立て続けに告白さられて、わけがわからなくなっていた。
誰が好きとか、まだわからなくて。
ピンときてないのが、本音で。
バイト終わりに、支度して帰ろうとしていると、木嶋さんがいたから、挨拶をする。
「お疲れ様でした。」
「あの、夏奈ちゃん、このあと、暇?」
「特にないですけど。」
「じゃあ、ご飯食べに行かない?」
「いいですよ。」
木嶋さんのオススメのカフェバーで、ご飯を食べることになった。
メニューを見ると、何でも美味しそうに見えて、迷ってしまう。
「迷ってるの?」
「はい。どれも、美味しそうで。」
「じゃあ、俺のいつも頼むやつでもいい?」
「はい。お願いします。」
「飲み物は?」
「今日は、ウーロン茶で。」
「了解。」
美味しそうな料理たちが運ばれてきて、食べている途中、木嶋さんが、お箸を置いて。
「あのさ。最近、夏奈ちゃん、何かあったのかなって!悩んでるみたいな顔してるとき、あるからさ。」
「それはですね…。」
「理由、俺に言えない?俺は言って欲しいな。夏奈ちゃんが、俺の彼女になってくれたら、いいなって思ってるんだけど。」
そのあとは、どんな味がしたか、わからないし、木嶋さんの言葉も頭に入らなくて。
ボーッとしたまま、気がついたら、家に帰っていた。
最初のコメントを投稿しよう!