ヘヴン!

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四人に立て続けに告白さられて、わけがわからなくなっていた。 誰が好きとか、まだわからなくて。 ピンときてないのが、本音で。 バイト終わりに、支度して帰ろうとしていると、木嶋さんがいたから、挨拶をする。 「お疲れ様でした。」 「あの、夏奈ちゃん、このあと、暇?」 「特にないですけど。」 「じゃあ、ご飯食べに行かない?」 「いいですよ。」 木嶋さんのオススメのカフェバーで、ご飯を食べることになった。 メニューを見ると、何でも美味しそうに見えて、迷ってしまう。 「迷ってるの?」 「はい。どれも、美味しそうで。」 「じゃあ、俺のいつも頼むやつでもいい?」 「はい。お願いします。」 「飲み物は?」 「今日は、ウーロン茶で。」 「了解。」 美味しそうな料理たちが運ばれてきて、食べている途中、木嶋さんが、お箸を置いて。 「あのさ。最近、夏奈ちゃん、何かあったのかなって!悩んでるみたいな顔してるとき、あるからさ。」 「それはですね…。」 「理由、俺に言えない?俺は言って欲しいな。夏奈ちゃんが、俺の彼女になってくれたら、いいなって思ってるんだけど。」 そのあとは、どんな味がしたか、わからないし、木嶋さんの言葉も頭に入らなくて。 ボーッとしたまま、気がついたら、家に帰っていた。
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