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それから、何回か、大学が、早く終わったとき、ランチや、お茶をしに、カフェバーに通うようになった。
「こんにちは。マスター。」
「いらっしゃい。夏奈ちゃん。常連さんになってくれて、ありがとう。今日は、美羽ちゃんもいないのに。」
「ここ、ご飯も美味しいし、飲み物も美味しいですから。」
「そう、言ってもらって嬉しいよ。若くて可愛い子に。」
「また、そんなー。」
冗談でも、嬉しかった。
オーナーは、話しやすい人だと思う。
「実は、夏奈ちゃんに、折り入って話があって。」
「何ですか?」
「2号店を出そうかと思ってね。そこは、カフェだけなんだけど。夏奈ちゃん、バイトしない?」
「は?」
いきなりの。
スカウトだった。
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