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あれは、1学期のテスト最終日前日だった。
僕は、いつものように学校の自習室で放課
後勉強をしていた。
その日は、数学の勉強をしていた。自分の
なかで数学は一番苦手な科目だったからやる
気が失せていた頃だった。
あまりにもやる気がでなくて帰ろうとしてい
た時、突然君が現れて僕にこう言った。「数
学苦手なんですね。意外です!…良かったら
教えましょうか?」と。
僕はその時とっさに(この人誰?てかなんで
僕のこと知ってるんだろう)と思った。その
事が相手に伝わったのか分からないが彼女は
「君のことは学年で結構噂になってます。隠
キャなのに秀才だと。…ですがやっぱり勉強
は努力するもんですよね。」と話していた。
(なるほど。やっぱりそういう噂があったの
か。)と、なぜか納得してしまった。
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