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第12話 セイ王国の愚行
セイ王国の国王は悪魔召喚の儀式を行う。そして上位悪魔を召喚するのであった。
「ここに居る巫女2人を生贄に捧げよう。ウッホ王国の国王を殺害してほしいのだ」
その言葉に上位悪魔はセイ国王に問いかける。
「ウッホ王国の国王は3人いる。誰を殺すのだ?」
「勇者を殺して欲しい。今回の騒動は勇者でなければできない事だからな」
その言葉に上位悪魔は契約を交わす。そして泣き叫ぶ巫女を凌辱した。
「これで契約完了だ。成功報酬でその巫女の血と魂を貰う」
そう言うと悪魔はウッホ王国目指して飛び去るのであった。
「これは…上位悪魔か!」
いち早く悪魔の気配に気が付いたのは剣聖ゲルドであった。そして剣聖は上位悪魔の行く手を遮る。
「何用だ?」
「契約により勇者を葬りに来た」
「させない。勇者殿はこの国を変えてくださった功労者だ。わが命に代えても守って見せる」
そう言いながら剣聖は剣を携える。
「かつて同族を腕と引き換えに葬った剣聖か。しかしお主は今回のターゲットに入っていないのでな」
悪魔はそう言うと空中へ飛びあがる。そして勇者を探し出すのであった。
「ねえ、何で勇者を狙うの?」
不意に悪魔に話しかける人物がいた。武司だ。彼は試作した魔術式のドローンに乗って悪魔の後ろから話しかけたのだ。
「勇者を殺しに来た。騒動を起こした勇者だ」
「勇者はノータッチだよ?だって、騒動を起こしたのは僕だから」
武司はそう言いながらニヤリと笑う。
「…我は勇者を殺す契約をしている…」
「勇者と言っても2人居るよ?その2人相手に君程度が敵うのか?」
「…割に合わない契約だな」
「だったら契約破棄しちゃいなよ」
「それは出来ない。悪魔は契約に忠実なのだ。それに前金で巫女の処女を奪ったからな」
「つまり強姦したと?」
そう言うと武司の目付きが変わる。
「だったらどうする?」
「君も僕の奴隷にしてあ・げ・る」
そう言うと武司は下半身を露わにする。悪魔はイケメンだ。この悪魔をレイプしたらどんなに楽しいだろう。
「イッツ ショータイム」
武司がそう言うと股間の如意棒は何又にも分かれ悪魔をいとも簡単に拘束する。そして悪魔の口と後ろの口に強引に触手状の一物を挿入した。
「…ンン」
悪魔は苦痛の表情を浮かべた。しかし催淫効果がある液体を滴らせる武司の触手に上位悪魔は快楽へ落ちて行く。
「どうだ?僕の一物は?」
彼の言葉に上位悪魔は気持ち良さそうな顔をしながら強請る表情をする。
「もっとして欲しいのだね。じゃあ…」
武司は悪魔の口に突っ込んだ一物を抜き、後ろの口に突っ込んだ一物の動きを止める。
「あぁ…そんな…もっと動かしてください」
「じゃあ、僕と契約しよう。対価は後ろの口を気持ち良くすること。君は一生僕の肉便器になって全ての情報を話す事だ」
「はい、契約します」
その言葉を聞くと武司は上位悪魔の後ろの口の中で一物を回しだす。同時に激しく出し入れした・
「あぁ~、気持ち良い」
そう言いながら上位悪魔は一物から白濁液をまき散らす。それを傍に控えていたサキュバスが回収している。
「どうして欲しい?」
「中にいっぱい出してください」
「良いだろう」
そう言うと武司は一物を更に早く動かした。そして上位悪魔の後ろの口に生暖かい液体を放出した。
「それでは契約の経緯と契約者の名前を聞こうか」
後ろの口から白濁液を滴らせる上位悪魔に武司は問いかける。上位悪魔の首には隷属の首輪が出現している。上位悪魔は嘘偽りなく語りだすのであった。
上位悪魔が武司に凌辱されている頃、セイ王国は神の加護を失っていた。神に使える巫女を悪魔に捧げたのだ。神の加護の印である神殿の輝きは消え失せた。そして神殿の機能は完全に停止する。
「神め…今まで散々供物を捧げた我らを見捨てるとは…こうなったら全ての巫女を悪魔に捧げてやる」
セイ王国王はそう言って部下に命令する。その結果セイ王国が滅亡するとはこの時、セイ王国王は解っていなかった。
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