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第15話 セイ王国の終焉の始まり
セイ王国は既に軍資金が底をついていた。そして新たに増税するが思うように資金が集まらない。
「このままでは戦が出来ぬな。ならば契約を守れなかった悪魔への貢物でなんとかするしかないな」
そう言うと2人の巫女を街の中の宿屋に閉じ込める。そして男達から金をとると巫女に性的サービスをさせた。隷属された巫女は従うしかなく男達に汚されていく。
「ふん、巫女を抱くことがステータスで良かった。この調子なら再び遠征できるだろう」
セイ王国王はそう言うが実際に兵士がいるのは既に王都だけだ。他の貴族の街は自衛する兵力すらなく盗賊や荒くれ者のやりたい放題なのが現状である。それに恐れをなした貴族は財産を持ち出し国を捨てようと思うが肝心の護衛が居ない。故に自分の財産を盗賊から守るのが精一杯だった。
「セイ王国は乱れているみたいだね」
武司は不意にそう言うと軍を派遣すると言いだす。
「武司王。確かに今、軍を動かせばセイ王国は壊滅できるでしょう。しかし盗賊や荒くれ者が横行する場所に軍を派遣するのはそれなりの危険も覚悟しなくてはなりませんよ」
アイリーンは慎重だった。野党が夜襲をかければ軍事物資を奪われかねない。
「うん、それは解っているよ。今回討伐したいのは盗賊や荒くれ者だし」
「え?敵に塩を送るのですか?」
「まさか。一般人が苦しむのを放ってはおけない。だからサキュバスと僕で出陣するんだ」
「待ってください。野党退治なら私が引き受けます」
剣聖ゲルドがそう言いながら進み出る。
「そう、じゃあサキュバスを連れて行って。盗賊の精気を干からびるまで吸って良いと言ってあるから」
そう言いながらサキュバス500人を呼び出す武司。彼女らは上位悪魔の精液を得て上位悪魔並みの力を持った一団だ。
「なるほど。この一団なら負ける事は無いでしょう。それでは盗賊だけ退治すれば良いのですね?」
「うん、そうだよ」
「ならば真祖様にも協力を仰ぎましょう。盗賊行為は死刑です。故に隷属して血を得る為だけの家畜にしても問題ないでしょう」
そしてアイリーンは真祖に話を持ち掛ける。家畜として盗賊や荒くれ者を隷属できるなら真祖国にもメリットがある。真祖は快くゲイ術愛好家の鬼人とゲイ術愛好家の猪人の精鋭1000名と息子の第三真祖を出撃させた。
「ほら、野党共もう終わりか?」
商人の一団に化けた第三真祖の部隊は次々と盗賊や荒くれ者を捕縛していく。そして猪人族や鬼人族の男色の気がある連中に盗賊達を襲わせたのだ。
「痛い…動くなよ」
盗賊や荒くれ者は後ろの口を凌辱され涙を流しながら訴える。しかしゲイ術愛好家の集団は止めようとしない。むしろ後ろの口から血を滴らせる人間に興奮していたのだ。
「よし、一発抜いたら隷属の首輪を付けろ!そして今まで行った強姦や窃盗がどういうものか徹底的に教えてやれ!」
第三真祖の命令でゲイ術愛好家集団は腰を早く動かし盗賊共の後ろの口に生暖かい液体を放出していた。そして後ろの口から白濁液を滴らせる盗賊共は隷属の首輪を付けられて奴隷になる。
「真祖の国も武司王に感化されたのだろうか」
剣聖は苦笑いしながら盗賊どもの武器や防具を切り裂くとサキュバスの餌にする。盗賊は快楽の中で干からびて死んでいく。
「こんなに人間を襲えるなんて最高ですわ」
サキュバスは楽しそうに盗賊を蹂躙する。そして一般人を助け出していくのであった。
「これで国民の心は王から離れたでしょうね」
アイリーンはそう言いながらにこりと笑う。
「今回は真祖様に男色家を出撃して貰ったお礼を言っておいてくれ。それからこんな素晴らしい作戦を考えたアイリーンもありがとう」
「いえ、女性の敵を倒しただけです。強姦される苦しみを知れば盗賊共は後悔し続けるでしょう」
「そうだね。真祖の国にも男の肉便器が出来て良かったよ。何しろあの国の同性愛者はそれを隠すからね。でも今後は自由に男を凌辱できるんだ。良い事をしたね」
そう言いながら武司は次の作戦を考えるのであった。
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