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第4話 剣聖と天才軍師
貴族の反乱から3か月後、城に1組のカップルがやって来た。
「おぉ、剣聖ゲルドよ!早くその悪魔を倒して我らを自由にするのだ!」
元国王は男の姿を見ると期待の眼差しでそう言った。
「初めまして。この国の国家元首の1人で武司と言います。今日、来られた要件は何でしょう?」
武司はうるさく囀る元国王の後ろの口に一物を挿入しながら訪ねる。
「…お主の人間性を見に来たのだが…ゲイ術愛好家なのか?」
「まあ、そうですね」
「貴様は国をどうしようというのだ?」
「国民全てが衣食住に困らないようにしてから教育機関を作ります。人間の礼節は余裕が無ければ生まれませんので。そしてこの国の全ての民衆に夢を叶えるチャンスを与えるんです」
「…元国王を凌辱しながら言われてもな」
剣聖は不快感を露わにする。外見は渋いイケメンで右腕を失っている。それでも覇気は凄いと感じさせる漢だ。
「まあ、戦うなら受けて立ちますが…その前に」
武司は浄化の光で剣聖の右腕を再生した。
「何故、我が右腕を再生した?」
「あなたは右利きでしょ?それを使えないのは不便だろうと思って」
その言葉に剣聖の妻は武司にひれ伏し礼を言う。
「礼には及びません。それより少し待っていてください」
そう言うと武司は腰を早く振りだす。その度に喘ぎ声をあげる元国王。やがて後ろの口の一番奥に生暖かい液体を放出すると下半身を元国王に舐めさせる。そして綺麗にさせてから武司は下半身をしまう。元国王はアヘ顔で後ろの口から白濁とした液体を滴らせながら大人しくなっていた。
「剣聖ゲルド殿、この3か月の我々のやり方に不備があったでしょうか?」
「何故、我に聞く?」
「あなたは国王ではなくこの国に忠誠を誓っていると思いました。故に忠誠を誓う価値があるか知りたいのです」
「まさかそこまで読まれていたとは驚きましたわ」
急に剣聖の嫁が喋りだす。
「私は元大天使のアイリーン。剣聖ゲルドの妻にしてこの国の軍師です」
彼女はそう言いながら武司にひれ伏す。
「あなた方はこの3か月で国を豊かに変えています。そして民衆は幸せそうな笑顔をしておりました。貴方のやり方に不満はございません。それに貴方の未来のビジョンに感銘しました」
「我も同じです。そして右腕を再生して頂いた恩が出来ました。我らはこの国に再び忠誠を誓いましょう」
「それは有難いです。では勇者も紹介します」
そう言うとスマホで勇者を呼び出した。
「武司、話し合い話うまくいったみたいだな。それでも…男を抱きながら相手の反応を観察する癖は止めろよ。ノンケの俺にはきついぞ」
「私は別に気にしないけど」
そう言いながら誠と静子が入ってくる。
「それでは紹介します。こちらが剣聖ゲルドさんと奥さんで軍師のアイリーンさん。それでこの2人が勇者の誠さんと静子さんです」
それから挨拶もそこそこに3人は剣聖にこの国の将軍になって欲しいと頼み込んだ。
「この国の発展を守るために我が剣を振るいましょう」
「私の策もこの国の為に授けます」
こうしてウッホ国に新たな戦力が加わるのであった。
新戦力
剣聖ゲルド
〇魔法剣:火、風魔法が付与された剣。アダマンタイト製
〇剣聖の衣:物理、魔法、その他攻撃を完全に防ぐ。浄化、再生作用もあり体や衣服の汚れを完全に浄化する。永遠の若さを得る
〇身体強化:身体能力を10倍にする。
軍師アイリーン(大天使)
〇軍師の扇:軍を縦横無尽に操れる。
〇千里眼:遠くまで見る事が出来る。
〇天使の衣:風、雷魔法を付与された衣
〇結界魔法:結界を展開しあらゆる攻撃を無効化する
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