Golden Age

1/1
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/1ページ
今日を去ろうとする太陽が、断末魔のように空を切り裂く。厚く積もった雲の狭間から、さらりと筆で掃いたような金色がいく筋も重なってこぼれ出し、上質なドレスの折り重なるヴェールのように、薄く儚く波打っている。 薄墨が黄金に染まるこの時間が、芦澤はたまらなく好きだった。 ざぁんざぁんと規則正しく鼓膜を震わせる波の音を聴きながらカメラを構える。Canonのミラーレス。もともとカメラに興味があったわけではないから、細かいことは分からないと、持ち歩きやすさで決めた軽量カメラの、今日はデビュー初日だった。 小さな時から、綺麗なものが好きだった。おはじき、ビー玉、熱帯魚。風花、浮雲、夏の空。けれど、綺麗なものは儚くて、どんなに大事にしていても簡単に壊れた。ポケットの中でおはじきは割れてしまったし、大事に大事に飼っていた魚は、たった一泊の家族旅行が仇になり、濁った目をして水槽に浮いた。 だから多分、この衝動は仕方がないのだ。綺麗なものは閉じ込めておきたくなる。壊れないように、無くさないように。綺麗なものは切り取って、閉じ込めてしまいたい。それで最近、カメラを買った。 露出補正、絞り値、シャッタースピード。説明書を見ながら確認してきたあれこれは、まだまだ全然頭に入らず、カメラを構えてはみたものの、タッチパネル上のボタン操作に気を取られて、景色は全く目に入らない。 「…撮れたー?」 多分そのせいで、黄金に照準を合わせたはずの風景のど真ん中で、両腕を振り上げてふざけた動きをする人影に気づくのが遅れ、気づかれないことに焦れた横池の大声でようやく、芦澤はファインダー越しの人影を捉えた。スーツ姿と砂浜のアンバランス。気がそがれて顔を上げると、遠くで手を振っていた横池はもう、砂地を蹴って駆け出しており、バネのようにしなる身体の動きに一瞬、黄色いスパイクでトラックを駆け抜けた男の黄金期の亡霊を見、芦澤は知らず息を呑み、思わず、カメラのシャッターを切った。 美しい走りだった。 パンッと乾いた音が響くとほぼ同時に、8つの身体が弾かれたように躍り出る。漫然とトラックに視線を投げた芦澤の目が彼を捉えたのは、その瞬間だった。 ほどきかけていた靴紐もそのまま、思わず立ち上がる。 最初の数歩。抜きん出て早いわけではなかった。ただ、瑞々しい。身体中の筋肉が一つの意志を持ってうねり、その身体を運んでいた。声が聞こえる。彼の全身から、吹き出すように。…前へ。前へ! コーナーを曲がる。フォームにブレはない。順位はまだはっきりしない。滑らかに加速し、スピードを落とさず、直線。ゴールラインは芦澤の正面。順位は4位か、3位か。予選突破ギリギリのライン。 たんっ、と黄色いスパイクが軽やかにゴールラインを切り、芦澤は、慣性で進む257番のゼッケンを目で追った。背中が、波打っている。高校生活の2年間を1500mに捧げた芦澤にはもう、短距離の後の火照りも興奮も遠く、脳の真ん中に常に居座る冷静を失う動物的な感覚を、彼は先ほどまで味わっていたのだろうかと想像して、芦澤はきりりと唇を結んだ。 中学までは、短距離選手だった。セットの掛け声に呼応して全身が耳になる。ピストルの音を認識した時にはすでに身体は動き出していて、1分の半分にも満たない僅かな間、身体は、心は、確かに野生に戻っていた。理性も頭脳も不要だった。ただ、前へ。身体が欲するままに、前へ。斜め前の背中に勝ちたいと、そう思った瞬間、足が絡まるのだ。雑念はいらない。与えられたレーンを全力で駆け抜ける。それだけが、短距離走者の意志だった。 もともと、向いていなかったのだ。多分、自分には。芦澤は、頭で走るタイプだった。1500は面白い。スピードはもちろん大事だか、勝敗を分けるもう一つの要素はスパートのタイミングで、自分の体調、ライバルの走り、それらを勘案して前に飛び出す時、芦澤の脳はひやりと冷えている。スピードを上げたところで考えるのは、このペースを維持できるか、立ち位置はどうか、後ろから何人付いてきているか、振り切れるか。理性で走る。それはそれで面白かったし、自分なりに納得のいく2年間ではあった。ただ、獣にはなりきれない。それが、悔しかった。 あんな風に走りたかったのだと、芦澤は胸中に呟いた。俺は、あんな風に走ってみたかった。男の走りは、芦澤の理想だった。淀みなく、邪念がない。理性なく、欲望もない。ただ、前に向かう力だけが、そこにはあった。 ただ、走るためだけに走る、257番の結果は3位で、予選突破した彼が掲示板の順位を確認して振り返った時、そこにあるのはもう、次の戦いに向かう静謐な闘気だけであり、その瞬間、芦澤はなるほどと思った。なるほど確かに、芦澤を振り向かせたこの男は、走らずとも獣なのだ。生きるという意志のもと肉を狩る獣のように、彼はただ、走るという意志に全てをかけている。勝敗など二の次なのだ、おそらく。この男にとって最も大切なことはきっと、走り続けることなのだ。 カシャリと、カメラが小さな音を立てる。撮った、というよりも、撮らされた、という方が正しい。ファインダーも見ずに、芦澤はシャッターを切り、視線の先、生身の横池は、砂を蹴り上げて走っていた。冷静になってみれば、今や一介のサラリーマンでしかない横池があの頃のような身体を維持しているはずもなく、その走りにあの日見た瑞々しさなど一欠片もない。それでも、確かに。あの日の獣はこの男の中で生きているのだと、自身に向けられる弾けるような笑顔の中にその片鱗を見、あと数メートルの距離まで迫った男にカメラを向けて、今度は芦澤自身の意思でシャッターを押したのはただ、ここにある美しさを閉じこめたいと、その一心だった。 画面いっぱいに男の顔を捉えた直後、駆け寄った勢いのまま両肩を掴む横池の勢いに押されてバランスを崩し、芦澤は砂地に尻餅をつく。 「う、わっ、あっぶない!」 声をあげたのは突き飛ばした張本人で、倒れた芦澤とカメラを避けて足をついたが、砂地に足を取られて結局自分もひっくり返り、芦澤の隣で砂まみれになった。 慌てて起き上がるが、過ぎた時が戻ることはなく、濃紺のスリーピースには、白い砂のまだら模様。砂地を走った革靴には、細かな傷がいくつも入っている。 結婚式の帰りだという横池が芦澤の元を訪れたのは16時過ぎで。カメラデビューは海辺の夕陽と決めて出かけようとしていた芦澤に、別段今日でなくともよかった予定を強行させたのはただ、連絡の一つもよこさない男の身勝手に振り回されてたまるかという、その意地だけだった。 「…だから家で待ってろって言ったのに」 カメラが地面に打ち付けられなかったことだけ確認して、座った姿勢のまま横池を見上げ、いつも後先考えない男の行動にため息をついて告げると、困ったように眉根を寄せた表情が目に入り、直後。 「…まぁいいや」 困り顔を崩した横池は、悪びれることなくにやりと笑い、スーツ姿のまま、芦澤の隣に腰を下ろして黄金の空を見上げた。 「で、撮れた?」 撮れた、だろうか。今、芦澤の隣で、人の顔をして座る男の、その内から滲む獣を、このカメラは閉じ込めることができたのだろうか。 「…うーん…どうかな」 曖昧に答えて、暮れかけた空に目を転じる。その空はもう、最初に芦澤がカメラを向けた時とは違っている。同じ瞬間なんてない。1秒たりとも。シャッタースピードを最速にした、その合間すら。 「どうかなって。見れんでしょ?それ、写真」 貸してと手を伸ばす横池に、首から下げたストラップを外してカメラを手渡す。横池はすぐに再生ボタンを見つけたようで、幾度か操作音がした後で突然吹き出した。 「何撮ってんの、お前」 ほらと差し出された画面に映し出されているのは、画面半分を覆うピントのボケた肌色と、もう半分には、ATでフォーカスされた金色の海岸線。 ああ、やっぱり。やっぱりと、芦澤は思う。 「もう、いいかな」 「何が?」 「カメラ」 綺麗なものが儚いのではない。儚いものが、綺麗なのだ。だから、閉じ込めることも、カメラで切り取ることも出来ない。割れないおはじきに、美しさはない。変わらないものは、綺麗ではいられない。一瞬の獣は、一瞬で消える。肉眼で捉えるのがやっとなのだ。 横池は笑う。良く笑う。あまり笑わない芦澤の分まで、笑っている。 「その飽きっぽいの、どうにかなんないの?」 「飽きてるんじゃない。諦めるのが早いだけ」 差し出されたカメラを横池の方に押しやって答えると、馬鹿なと、彼は肩をすくめた。 「めちゃくちゃ諦め悪いじゃん」 そう言って、横池の手が芦澤の左腿にさらりと触れる。さらりと触れて、離れていく。 「…次、出るんだろ」 芦澤がトレーニング中の怪我で大会を棄権したのが3ヶ月前。左腿の肉離れだった。回復しない怪我ではない。ただ、タイミングが悪かった。 以前のように、足が出ない。レース後の疲労感、タイム。どれを取っても、多分、ここが芦澤の限界だった。だから、最後のつもりでトレーニングをしてきたのだ。これで最後。この大会で、終わる。そのつもりでやってきて、直前で壊れた。 なによりも、自分に腹が立った。素人ではないし、怪我明けの復帰戦でもない。何年も、この身体とは付き合ってきたはずなのに。故障の原因は管理不足のオーバーワークで、それが、許せなかった。確かに、少しの気負いはあった。昔のように、外から向けられる期待はない。落ち目の選手に注がれる注目は、ない。それでも、芦澤は自分のために、生涯最高の走りをしたいと思った。その気負いが、知らず知らずのオーバーワークを生んでいたのかもしれない。頭で、理性で、走る。それが、自分の強みだと思っていた。だから、ここで、このタイミングで、情に任せて走り込みすぎた自分が余計に、腹立たしかった。 横池に出会ってからの10年、芦澤がやってきたのは多分、彼に対する挑戦だった。獣のままに走る男に対する、人でしかいられない男の、挑戦だった。専属トレーナーをつけて身体を作り、科学的根拠の高いトレーニングを取り入れ、相手選手を観察し、戦略を練る。理詰めで勝つ。勝つために走る。10年間、ただひたすらに、獣を打ち負かそうと走り続けた。その結果が、これだ。 「…出る。けど」 これで最後。 初めて、声に出して、言った。 言ってみて少し、拍子抜けする。もっと、悲愴な気持ちになるかと思ったのに。意外にも心は凪いでいる。思うように勝てたかと言われると、そんなことはなかった。獣を打ち負かす理性を見つけられたかと言われると、それも、見つからなかったとしか言いようがない。こうして、ずっと以前に現役から退いた横池の走りに未だ魅せられ続ける自身が、そんなものを見つけようとしたことこそが、そもそもの間違いだったのかもしれない。 それでも、後悔はない。後悔はないと、芦澤は思う。後悔のない、選手人生だった。ここまで、確かに。 追いかけるべき目標がいて、その目標のために走った、この10年に悔いはない。横池を追いかけ続けたこの10年は、多分、これから先の人生のどこを取っても敵わないくらい、ギラギラと輝いている。 それはきっと、この金色の空よりも、ずっと綺麗で、美しい。 最後か、と、隣で横池が呟いた。 どくりと、心臓が鼓動する。 「…走りたいな」 思わず、声が漏れる。走りたい。今、無性に走り出したい気分だった。何も考えず、ただ、走る。今ある最高の身体で、ずっと憧れ続けるこの男のように。 今なら、走れそうな気がした。 「じゃ、走る?」 ぐいと、腕を引かれる。走りたくて仕方ないという視線が、芦澤を向いている。 走りたくて仕方ない。何をおいても、走りたい。走っていたい。その無邪気さに、芦澤は思わず、声を上げて笑った。 「今は無理。やっと調整始めたとこなのに、こんなとこで怪我したくない」 「あ、そっか。そうでした」 忘れてたと手を引く横池は多分、本当に忘れていたのだ。学年が一つ上の横池は、芦澤よりも一年早く大学生になり、1年後、芦澤が大学に進学した頃には、怪我で引退していた。身体中痛めていたにも関わらず、周囲の反対を押し切って出場した大会で、靭帯断裂。なぜと、一度問うたことがある。多分あれは、怪我で初めて棄権した時だった。大学3年の春。落ち込みはした。落ち込みはしたが、少し耐えればまた走れると分かっていたから、無理をしようとは思わなかった。 『ちゃんとリョウヨウしてるんじゃん』 えらいなと、そう言う横池に、不思議に思って尋ねたのだ。側から見れば、無神経な問いかけだっただろう。芦澤自身、口にした直後、しまったと思ったのだ。いくらこの男が相手といえど、流石にこれは踏み込み過ぎた問いではなかったか。しかしそれは、横池を追いかけて同じ大学に進んだ芦澤に、あっけらかんと笑って引退を伝えた無神経な男には、いらぬ心配だった。 『んー、何でだろう』 別段表情を変えることなく横池は応じ、あの時は、と続けた。 『あの時は、走らないと息苦しいような気がしてたんだよな。よく分かんないけど』 だから、周りの制止を振り切って走った。 多分彼は、走り続けていないとどうにかなってしまう、そういう病気なのだと、その時芦澤は考え、もう二度とトラックに立つことのない男に再度、圧倒的な負けを喫して更に、頭で走る、もう二度と故障しない、と決意を新たにしたのだった。 その決意が破られた今、芦澤の心に浮かぶのが、走りたいという想いと、今すぐに走り出せない息苦しさだというのは、なかなかどうして笑えない冗談だ。でも、そうだ。あの時の負けは、ここでドローだ。 心なしか肩を落とした横池に向けて、今度は芦澤から手を伸ばす。カメラを掴んだ指先にちょっと触れると、横池はついとこちらを向いた。まっすぐに目を見て告げる。 「…全部終わったら、走ろう」 砂浜でも、公園でも、道路でも、家でも。走るのはどこだって出来る。どこでだって、走れるはずだ。この獣と一緒なら、走るのはきっと、最高に楽しい。 指切り、と小指を立てて見せると、横池はにっと笑い、きゅっと指を絡ませた。 「あと、ついでにもう一つ」 じゃあそろそろ帰ろうと声をかけて指をほどきかけた芦澤を、横池が止める。なにと応じた芦澤の前で、横池はふうわりと甘やかに笑んだ。 「…レース、頑張れ」 応援してる。 ざぁっと、海風が荒ぶ。潮の香りがする風に髪が踊り、巻き上げられた砂つぶが体に打ち付け、二人して目を覆った。 「うわ、風すごい!」 眼裏の薄闇で、横池のはしゃいだ声を聞く。鼻の奥がツンとする。 この気持ちはなんだろう。嬉しいのか、悔しいのか、快いのか、苦しいのか。その全部。その全部が、身体の心の深くから勢いよく吹き出して、全てを揺さぶる感覚。 魅せられたその相手に背中を押される、屈辱と、歓喜。そして、彼はもうその戦いの場に立つことはないのだという、悲しみと憂い。吹き出す想いの中にその二つを見つけて、それを呑み下すのに一秒。風が吹き止んで目を開けると、指を結んだままこちらを向く横池の目の奥に、情熱と喜びを見つけて、芦澤の胸の奥にかっと熱が灯る。 数年前の横池の言葉が、不意に蘇った。実業団の所属が決まった日、横池が祝杯だと酒を持って家に押しかけてきた。翌日も練習のあった芦澤は適当に切り上げてあとはウーロン茶を啜っていたが、横池は珍しく、べろべろに酔っ払って、真っ赤に茹で上がった顔を小さな机に押し付けて、目は半分閉じていた。このまま寝るのだろうかと、客用布団を肩にかけてやっていた時、眠たげな声で横池が言った。 『…俺は、もう走れないけど…お前が走るのみてるとワクワクするから、好きなんだ』 ありがとう。ありがとうと、横池は言った。夢を見させてくれて、ありがとう。 そう、だから。今の自分の姿は、横池の、叶わなかった夢の具現なのだ。走り続けたかった。走りたかったに決まっている。どこでだって走れる。どこでだって走れるのだけれど、でも、確かに。レースの中にしかない高揚がある。あの場に立たなければ感じることのできない興奮がある。 それを、横池は芦澤に託している。 いつまでも遠く、前を走り続ける横池の影を追って、芦澤は走ってきた。そしてその横池は、走り続ける芦澤に心を乗せて、走り続けていた。 そうであるのなら。芦澤が焦がれて焦がれて堪らないものを身の内に持ったこの男が、自分の中にいると言うのなら。 それじゃあ、帰ろうかと横池が立ち上がる。ほら、と差し出された手を握って立ち上がり樣、芦澤は横池の身体を抱きしめた。 「…勝つよ」 驚いたように動きを止めた横池の耳元で囁く。 覚えていたいと思った。自分の中にもう一人分注がれているこの熱を、覚えておきたい。 「…あぁ、頼むよ」 くすりと笑い声がして、横池の腕が背中に回る。二人で一つだ。二人で、最後の1500mを走りきる。 パンッと音がして、芦澤の脚が地面を蹴る。 声が、聞こえる。 前へ。前へ! まだ早いと、芦澤はその声を嗜める。まだ早い。疼いて仕方のない身体を、理性で止める。緩みそうになる頬をなんとか押さえ込んで、もう一度、待てを繰り返す。 身体の内に居座るもう一人は、なかなか言うことを聞かない。全力で走りたくて、いつもウズウズしている。無鉄砲でエネルギッシュ。誰かにそっくりだと思う。芦澤は身の内に獣を飼っている。 1周目のラップタイムは1分と少し。ややゆったりだが、取り敢えずここは3位以内に入れればいい。ゆっくりなのはむしろありがたかった。スパートのタイミングは恐らくラスト1周。その時にトップの後ろにつければいい。出遅れることは避けたいが、いい位置につけているからそれはない。 じりじりと焦れる獣を宥めて、1100mをやり過ごす。 チリンチリンとベルが鳴り、周囲の速度が一段上がる。そのタイミングで、目星をつけていた選手がやはりトップに躍り出、芦澤はその瞬間、理性を手放した。 視界が開ける感覚。空が青いと、そんなことを思った。横池は、どこで見ているだろうか。ちらりちらりと思考が舞い、そしてすぐに、頭の中が空っぽになる。 全身から、声が聞こえる。 前へ。前へ!前へ! それは、あらゆる拘束から解き放たれた肉体の、歓喜の雄叫びだった。
/1ページ

最初のコメントを投稿しよう!