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学校に着くとなにも変わらない1日が始まる。
がやがやがや
クラスの声が教室に広がっている。新学期なんて一ヶ月もしたらこんなもんだ。皆新しい友達ができグループをつくって喋っている。
別に僕にも友達がいないわけではない。
バタバタ!
「セーフ!!!!」
いつもこうやってぎりぎりにくる。ほんとこいつはなにも変わらない。
《横山淳一郎》は身長がでかくてスポーツ万能、だけどちょっと抜けているところがある。だけどそんなやつでも僕にとっては大事な友達でもある。皆からは《淳》と呼ばれている。
「あぶなかったー!今日もなんとか遅刻は免れたわ!」
「いやいや。もっと早くこいよ。」
「んなこと言ったって起きれないだからしょーがないだろ。」
淳とは毎日このくだりをやっている。
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