20 逆襲と共闘

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「行くぜオラァ!」「我が剣に平伏せ!」 蓮と10は見事なコンビネーションでレイドボスになってしまった叛斗と互角の戦いを繰り広げた。 『同じレイドボスとはいえ…期間限定用のカスタムがされているぶん、手こずらせてくれる!』 「俺らの林間学校をぶち壊してくれてんじゃねぇぞ!」 二人の斬撃は叛斗の体にクリティカルヒットした。しかし、相手はすぐに起き上がった。 「何がどうなってやがる…あれじゃダメってことか?」 『ヤツの名はスカルク…本来予定されていた今夏の限定レイドボスだ。』 「やっぱりかよ!でもなんであんなちっせぇんだよ!」 『小さいだと?…バカにするなぁ!』 「ぐあっ!」 『骸骨モチーフとはいえ、なぜ叛斗という人間を母体に選んだ?そもそもお前は我とは違う類いの存在だろ?』 『作られて何年もたてば、自分の体の仕組みくらいは理解できて当然だろ?オレは人間クラスからボスクラスまで体長調節ができるようになったのだ!』 『面倒な進化とは…』「この事か…」 蓮も10もスカルクの進化ぶりに少々あきれていた。 『オレはコイツの心にある怨念の力でより強くなるのだ!そうすれば10といえども相手ではなくなるのだ!』 〈ダイダルストライク〉 『吹っ飛べザコ共ぉ!』 スカルクは右手の剣からものすごい量の津波を呼び寄せ、斬撃と共に蓮と10を吹き飛ばした。 『そのような邪な力ごときに…我が敗北を喫するなど…』 10は技をダイレクトに受けたのか、そのまま人間態に戻ってしまい、気を失った。 「スカルク…お前だけは俺が許さねぇぞコラァ!」 蓮は怒りを爆発させながらも、内から溢れ出る力を抑え込み、そのままスカルクと戦った。 『グッ…ぬうぅ…だがな、その程度でオレは倒せん!ハァァァッ!』 〈ダイダルフィニッシュ〉 スカルクは両足に青色のエネルギーを溜め込み、それを蓮に力任せに蹴りこんで吹き飛ばした。 ~予告~ 蓮も倒され、後がなくなった新太たち。そんな中新太はかつて自分を食らいかけた力を使うと宣言する。果たして使いこなせるのか? 次回〈覚醒する風〉
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