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「マスター…二菜の兄貴はこの街に今残ってるレイドプレイヤーを全員解き放つらしい。レイドプレイヤーは五人だけだが、全員能力はけた外れらしい…現に俺はそのうちの一人と一戦交えているから分かる…ヤツらの強さは本物だ。」
「蓮、それって前師匠が言ってた計画と一致してないか?」
「確かにそうかも。だけど、レイドプレイヤーを使ってあの人は何がしたいのかしら。」
「…復讐じゃないかな。兄さんはこの街のどこかにいるある人を恨んでるの。兄さんはその人を街の人もろとも消すつもりだよ!」
『…ひどい。』
「そして俺は、レイドプレイヤーのうちの一人…10と結託することにした。もちろん、裏切るようなことがあればヤツを真っ先に潰す。」
蓮の一言に衝撃を受けたのは新太でも三樹でもなく二菜だった。
「10…って、私のお兄さん代わりの人だよ。蓮…この前一緒に戦ったあの竜の戦士は覚えてる?」
「おお、っていうか俺はアイツと宿敵で有事の戦友って間柄なんだ。」
「私、この計画を止めたい!チームだからじゃない…私が元レイドプレイヤーだった身として、付けるけじめはしっかり付けたい!」
二菜の目は決意に満ちていたこともあり、いつにも増してキラキラしていた。
「…っというわけだ。俺たちは今後、他のプレイヤーとは別枠で活動することになる。無理にとは言わないが、気を引き締めてくれ。」
「蓮とか二菜が言うんじゃしょうがない…それに、ガチのバトルはオレの本領発揮ってとこだ!」
「引き受けたなら最後までやりましょ!」
『応援しますね!』
「オレたちチームFour Animals…いくぞぉぉ!」
「「「『おーーーっ!』」」」
~次章予告!~
『悪いね、マスター…いつまでも待ってるほどオレはお利光さんじゃないんだよ。』
マスター・氷上神矢、暗殺!?01が何もかもを支配する!?
そして、新太の過去と闇が臨海市を地獄の底へと叩き込む!
ARライブズ!Part5~始まったDead Project!~
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