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最早10年くらい前。大学生の時にしていた、時給700円のコンビニバイト。現在のI県の最低賃金が800円以上あるらしいので、当時でも最低賃金ギリギリだったのではないか。
私はそれでも、そこを選んだ。一人暮らしのアパートから近くて自転車で通えたし、ファミレスとか居酒屋とか出来なそうだし、何よりとりあえずだから、と思った。
どうしてバイトしてみようと思ったのかは覚えていないが、高校までと違って、大学生は自由になる時間が多かった。その時間でお金を稼ぐことは、有意義な気がした。
コンビニバイトと言えば、レジとか品出しのイメージだったけれど、掃除もやるし発注もやるしおでんも作る。考えていたより、やることはたくさんあった。
最初は土日で日中の13時から17時とかの4時間勤務が中心だったけれど、慣れてくると色んな時間の勤務を入れられるようになった。早朝や夜間の時間帯だ。深夜はやらなかったけれど。同じように見えて、時間帯によって少しずつやることは違う。忙しさも違う。
時給は早朝や夜間は少しだけ高かったと思う。時給10円か20円分くらい。
今思い返せば、時給700円って安いなあと思う。頑張ってシフト入れても、月にせいぜい4万か5万くらいにしかならなかった。でもその当時は特に疑問に思わず、任せられることが増えその分時給が上がらなくても、そこで働き続けた。
メンバーの入れ替わりも激しかったけど、それなりに適度な距離で仲良くやっていたつもり。
バイトを始めて、2年が過ぎた。
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