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令和元年6月1日(土)
過去の話を書きながら
途中々で現在を捩じ込ませる暴挙を
お許し下さいませ
とある用足しからの帰宅中、車を運転していた時
ラインのメッセージを告げるメロディーが携帯から流れてきた
健→→「仕事か?」
→→「夜の暗闇が全てを優しく包み込む心地良さと共に、暗闇の中で1人の寂しさを感じている自分に気付き笑いが込み上げてくる…色褪せてみえる。 俺、中2病なのかな?」
ヤバい壊れた?
急いで近くのコンビニに車を停めて電話した
出ない
出ない
出やしない!
私→→「おい」
と返信入れてみる
諦めて帰ろうとしたら電話がかかってきた
ちゃんと会話できてるし、声が震える様子も無い
帰宅中だと告げ帰ろうとしたら
寄っていけと言う
時刻は22時
よし、顔見てから帰ろう
朝が早い真白にメッセージを送った
私→→「少し遅れて帰るから先に寝ていてね」
真白→→「わかったよ、帰り運転気を付けてねー」
真白となるべく一緒の時間を過ごしたいけど、健ちゃんのメンタルが気になって仕方ない
家に着き、勝手に居間に上がりこんだ
そこにはいつもの笑顔があった
私「中2病かと心配しちゃったじゃん」ハハハと笑ってみる
重くならない様に
なんでも無い事の様に
健「最近ビールを飲んでみるのよ。350mlを半分くらい」
健ちゃん語る
途中で苦くなって捨てるんだけど、飲みながら色々考えるわけ
こうなる前に癌保険入っていれば良かったのにとか
まだバイクで行きたい場所も沢山あるのになとか
雑多な後悔はきりがない
ただ、もう残りの時間が短いのは受け入れたんだ
誰も死を避けては通れない
早いか遅いか
みさは癌保険入ってるんか?
今のうちに入っておけよな!
ん?お前泣いているんか?
私「泣くわけないじゃんバーカ」
今だけ花粉症なんだって言いながら
どっかの大仏みたいに寝そべっている
健ちゃんの腕の中に潜り込み
胸に顔をくっつけた
あんたが死んだら
あたしも死んじゃうんだからね!
神様に一方的に約束したんだ…
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