66人が本棚に入れています
本棚に追加
/177ページ
赤は高貴な色なんだって
15時に帰宅してから爆睡してしまった
起きたの20時
そうだ
付け加え
奥宮で写真撮って健ちゃんに送信
私→→「今 奥宮だ このやろう」
健→→「無事に帰れよ このやろう」
そのまま放置
で、20時に起きて携帯開いたら
健→→「疲れたか？連絡くれ」
とメール来てたんで電話した
御守りあるから渡すよ
もう今すぐにでも渡したい
伝えたら
「俺んちに来るか？」
行きましょう！
どんだけ遠くても届けますよの勢いで出向いた
実際は自宅から車で5分
近いじゃねーかこのやろう
意外にもいつもの元気そうな顔に出会えた
御守りありがとうなって
真白との登山中の話や
仕事の話
セカンドオピニオンの事
同級生の話から中学の部活の思い出話まで笑い混じりに色々と
ここで
私「病気の事、サキちゃんにも話したの？」
健「…まだ言ってない
てか俺も忙しかったからな
逢ったのも３月ぐらいだったかなぁ…」
何だか水を注してしまったかな私
何気に長居してしまい、ではお邪魔しましたと帰ろうとしたら
健「ちょっと待て」
やがて庭に出て行き、手折った赤い薔薇の花を二輪
健「一つがお前に、もう一つは真白ちゃんにな」
…健ちゃん、あたしの残りの命半分あげるからどうか生きて
最初のコメントを投稿しよう！