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itQさん殿は毎日夜中の3時になると謡だし鐘を突きまくる奇行を繰り返す。
しかも当人はマジで覚えて無いのだという。
「あー、
それなぁ…」
和尚が額にペチりと手を当てて嘆いた。
「3時のおやつの時間を知らせるアラーム機能だったのじゃよ。
しかし、こないだやった時にタイマーの時間設定を午前午後を間違えてしまったのじゃな」
何か和尚だけ納得している。
「いや、意味が解らぬよ…」
「和尚ー、もっと皆に解る説明を!」
「解らぬか!?そやつに母は居ない、何故ならアンドロイドなのじゃからな!」
「何いぃぃ!?」
言うが早いかこの変態爺はitQさん殿の服を剥ぎ取り上半身を裸に剥く。
「いやーん」
「見よ!これが童児型時計人形の正体よ!」
「そんな…!?」
兄弟子達は目を見張る。
驚愕の事実!
itQ さん殿は時計仕掛のアンドロイドだったのだ!
胸を開くと歯車がキリキリと回りコイルがグルグル蠢いている。
「これが本当の男のクォーツァー!!」
終。
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